'14年・北フランス行メモ >>
00-2.<< 旅行の準備 (suite) >>
6月も10日になった。もう夏の計画を立てているの、と連れ合いにもせっつかれた。

それで、気を入れ直し、5ヶ月ぶりに、改めてコースを吟味することにした。

SNCFのホームページで列車の発着や所要時間を調べようとしたが、

初めは手こずって、なかなか思うようなページが出てこない。

あれこれやっているうちに、やっと

Votre fiche horaire personnalisèeという好都合なページにたどり着いた。

URL<http://www.voyages-sncf.com/services-train/fiches-horaires>

ここにアクセスをすると、


のような画面になる。

フォームに発着駅名を打ち込み、日付(平日と土日で列車の運行がかなり変わる)と発着時間帯を選ぶ。


すると、分かりやすい運行時刻表が出てくる。

これを利用して、予定のコースを組み直してみた。


ランスからストラスブールへ行くのに、途中、メッスに立ち寄る。

ペンディングにしていたオルレアンから先は、

トゥールとナントに寄りながら、レンヌへ向かえばよい、ということがわかった。

あとは、些細だが、ル-アンからパリへ戻ると、サン・ラザ-ル駅に着く、それでは若干不便なので、

アミアンまで足を伸ばして、そこからパリを目指す。すると便利な北駅に着く。

全体としては、従って以下のようなルートになった。


The route map above: from "Thomas Cook European Rail Timetable, Summer 2013 edition" p.172

 旅行の日程は次の通り:

蛇足ながら、クロワッサンの発音がほとんどクワソンないしコワソンのごとく、

町の名は、例えばノンスィ、オルレオン、ノ-ント、コン、ル-オンのような音になるかと思うのだが、

実際はどんなものだろ? ま、行ってみればわかるか。

それはさておき、上の表のように、宿泊の日程も決めたので、次の段取りとしては宿探し。

Google Français で、例えば Rouen, hôtels などと入れて検索し、Maps に表示させ、

駅界隈の、割安で(ダブルで 70€ほど)かつ、直に e-mail でやりとりができるホテルを、

町ごとに複数選んでみた。

70€でも、現在1€138円とか-9円だから、日本円で1万円ほどになる。

じつは一昨年、1€90円ぐらいのときに、円を 4,000€2回も両替しておいた。

ことしもまだそのときの分で、持参のユーロは間に合う。

〜〜〜〜

今回、第一候補のホテルの数は13件。

前回フランスに行ったのは、もう10年前のことだが、

当時はまだほとんどの宿とファックスでやり取りをした。

そのときの資料を引っ張りだし、まず文面のひな形をつくり、

それを利用して、各ホテル宛の e-mail を用意した。

それを2、3日のあいだ寝かしておいて、ゆっくりと丁寧にチェックをしてから、

621日(土)の午後、全ホテル宛のメール、合計13通を一斉に送信した。

疲れた。返事を見るのはあした。

22日に受信トレイを開いたら、ホテルからの返信は8通。あまり確率がよくない。

23日にもう一通。まだ残りが4件もある。

ストラスブール、オルレアン、レンヌ、カンから何の音沙汰もない。

それともうひとつ、デジョンは取れたのだが、一泊105€では面白くない。

一応コンファームはしたが、他のリーズナブルな宿が取れたら、キャンセルするつもり。

ともかく、新たに、5つのホテルに宛ててメールを送った。すると25日の朝までに3つ取れた。

デジョンは朝食込みで 80€という返事が来た。前のところへはキャンセルのメール。

残り(つまり返信をよこさないところ)はストラスブールとカンの二つだけになった。

返事をよこさないところへ、去年、断りの メールを出したら、2、3回やりとりをする羽目になった。

そういうのはもう煩わしい 。

応答がないところは放置し、新たな第3候補のホテルに宛てて、昼前に送信した。

時差がサマータイムで7時間。返信は向こうの夜が明けてからだから、早くて午後3時以降だろう。

夕方、受信メールの着信を確認したら、ホテルからの返信が2件届いていた。これでよし。

翌朝に、文面をよく確認して、コンファームをした。

これでいちおう、ホテルの件が落着。

〜〜〜〜

補足: フランスの習慣に従ったつもりで、メールの末尾を、Yours sincerely のような表現に当たる

je vous prie d'agréer, Madame, Monsieur, l'expression de mes sentiments distingués, Axx Wxx

として送った(10年前には、ホテルからの Fax もこのような表現になっていた)。

しかし今回、相手のホテルの La Réception からの返信の末尾は、

おしなべて、簡潔な Cordialement, Exx といったものだった。

それゆえ、こちらもコンファームの折りにはそれに倣うことにした。

日本語の場合でも、Eメールのやりとりに、拝啓とか敬具はたしかにそぐわない。


6/21 朝にメールボックスを確認、コンファームふたつ、キャンセルがひとつ、これですべて完了。

なお、末尾の表現、一通だけ、次のような(古風な?)のがあった:

Dans l'attente du plaisir de vous accueillir, recevez, Monsieur, nos meilleures salutations.
Isabelle, l'Hôtel du HxLx

簡素な田舎風な宿からのメール。年配の人からなのかな?

〜〜〜〜

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いくつかの列車の座席指定券と合わせて、合計¥112,500。MSの掛け捨て海外保険が¥15,270
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