'07年・オーストリア縦断
01-1.<< 8/6(月) Ankunft in Wien >>
オーストリア航空の機内はカラフルだった。

ダークグリーンの座席、毛布は若草色、枕は真っ赤。座席が高く、背もたれも高い。

スチュワーデスも真っ赤、中にスポーツシャツ風なユニフォームの人もいる。

ビールは「オーストリア産のものを」と言ったら、「濃い緑色の缶」のビールをよこした。

そして赤ワインも注文した。どちらもとても味がよかった。

飛行機は快適で、飲んで食べて一眠りしたら、もうウラル山脈のところまで来ていた。

残り3時間弱。予定より1時間以上早く到着(午後3時)した。楽な飛行であった。
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預けた手荷物を受け取ってから、Sバーン(S-Bahn) の表示の方向へ向かう。

「大型の箱」のエレベーターで降りる。

出ると、そこが、もうプラットフォームになっている。

これはとても便利がいいのだが、乗車券を購入しようとしても、ここにはもう自動販売機しかない。

空港はウィーンの郊外なので、ゾーン2まで有効の切符を買いたいのだが、これが難物。
そこで地元民らしき人に頼んで、教えてもらって、

買ったのだが、見ると、どうもゾーン1用の切符のようだ。

しかし、もう電車が来る。

かまわずに、その切符を手にして乗り込む。

すぐに車掌が回って来た。差額を支払って、事は済んだ。

他にもそのような人がけっこういた。

車掌に「差額は、フュンフツェーン」と言われて、

「それは高いな」と思いながらも、15 を出すと、

笑いながら、「フュンフ・ツェーン(5・10 つまり €5.10)」
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ウィーン・ミッテで地下鉄 U4 に乗り換えようとするが、これがよくわからない。

道を横切り、向い側の建物に入り、フォームに降りて「U4 かどうか」を聞いたら、

「ここはエクスプレス(S-Bahn) 、U4は階段を上がって、次の入り口」

いちどわかってしまえば、どおってことはないのだが、最初は勝手がわからず戸惑う。

ひと駅乗って降り、毎度のごとく、道を聞きながら歩いて、5分で、目的のホテルに着いた。

それにしても、なんでこんなに暑いのか。

部屋に荷物を置いて、さっそく近くのショッピングセンターへ出かける。

ここのホテルをメールで予約してから、あとで地図を眺めているうち、

近くにスーパーも入っている大規模なショッピングセンターがあることを知った。

地下のスーパーマーケットは品揃いが豊富で、かなり大きい。

いつもの旅行のように、ワイン、ビール(此の度はオーストリア産の「緑の缶」のもの)、

乾燥サラミ、果物を仕入れる。リンゴも「青リンゴ」にしばらくぶりで出会えた。

これはどこの八百屋でもスーパーでも買える。やや酸味がある。甘くはない。

これが、昼も夜も、食事のときの必需品。

日本の「津軽」という品種で、「若取りしたもの」が、これに似ている。

それで(日本では)ときに見つけると購入していたが、

この頃は、残念なことに、あまり見かけなくなってしまった。

「一般人の好み」には合わない、ということなのだろうか。
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部屋は中庭に面してた。階は最上階(5階)。

この階にホテルの全部屋(40室ぐらいだろうか)がある。

2、3、4階はプライベートな利用になっているようだ。

われわれの利用するエレベーターは途中の階には止まらない。

夜中は物音ひとつせず、通りの音など、ぜんぜん聞こえない。深閑としている。

その中庭の感じがよい。建物はしっかりしている。
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