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02-1.<< 8/7(火) ヴィーンのリングを歩く >>
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「朝食は朝7時から」というので、きっかり7時には、地下の食堂へ入る。
ハム、ソーセージ、チーズ、ジャムその他がふんだんに置いてある。
ウェイトレスが飲み物を聞いてきたので、
「ウィーンでは一般に何を飲んでいるのか」と聞いたが、要領を得ない。
「コーヒィかティーか」と繰り返すだけ。
「それではカフェオレをください」と言うと、
「カフェー・ミット・ミルヒ」かと念を押してきた。
8時半ごろ外出。
出がけにフロントで Ring の発音を尋ねる(「リング」と言うだろうとは思ったが、念のために)。
ÖBB(オーストリア連邦鉄道)の発音のことも聞いた。
これはそのまま「オェー・ベー・ベー(エー・ベー・ベー)」だった。
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その「リング」を左へ(時計回りに)歩く。
オペラ座(Staatsoper)の脇を通り、ホーフブルクをぐるっと見てから、
中庭に入り、ヘルデンプラッツ(Heldenplatz)ブルクトーア(Burgtor) とぶらついて、
美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)の前の広場へ。マリーア・テレージアの像がある。
博物館の開館は 10時なので、まだ15分ほど間がある。少し待って、開門と同時に入る。
エジプト、次いで、イタリアそしてドイツ、オランダの絵画部門へと、 13時まで、見て回る。
くたびれた。
外に出て、来るとき目を付けていたブルクガルテン(王宮庭園)へ戻り、
缶ビール、サラミ、パン、チーズで昼食をとる。ここは気持ちのよい庭園だ。
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食後、十分に休んでから、また「リング」に出て、「右回りに歩く」のを続ける。
道なりにゆくと、自然史博物館を過ぎたあたりから、道は北へ向う。
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しばらく歩くと、
途中から北東になり、
「ドーナウ運河」に
ぶつかった。
そこでリングは
直角に右に折れる。
方向は南東になる。
少し先に、橋が見え、
そのたもとの石段を降りて、
河川敷を歩く。
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Der Stadtplan oben: aus "Wien", Hallwag AG, Bern, 1988
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運河の両脇が、幅5、6メートルのコンクリートの歩道になっている。
河川敷というより護岸というべきか。運河は車道(リング)の10mくらい下を流れている。
護岸を300mほどぶらついて、シュヴェーデン・ブリュッケ(スウェーデン橋)のところで
上へあがり、も少し東に歩いてから、直角に南へ折れる。
右手に郵便貯金局を見、南西へカーブして、左手にシュッタット・パルク(市立公園)を見つつ、
歩き続ける。この辺のところは、結構な距離を感じた。
そしてやっとのことで、リングを一周した。ほぼ5キロメートルだろうか。
午後3時、スーパーで買い物をして、ホテルへ戻る。 |
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ホテルに着いてまもなく、雷鳴がとどろき、土砂降りの雨。運がよかった。
ここのスーパーにはワインの係りがいた。
そのひとに、「オーストリアの上等なワイン」を推薦してもらい、
宿での夕食時に、味見をした。酸味のやや強い、なかなかよい味であった。
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