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01.<< 8/3(木) フランクフルトで乗り換え、マドリッドへ >>
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成田発9:55 のルフトハンザでフランクフルトへ向かう。
機内食はよかった。とりわけビール、そしてワインもよかった。
スチュワードに乗り換え便のことを聞いたが、
「スペイン航空との関係はあまりよくない」とか、
「ヤルとはきちんと提携している(JALとは提携してないはず)」とか、言う。
まあ、適当に聞いておく。
フランクフルトには予定より、30分早く、14時に到着。
が、早く着き過ぎたためか、まだゲートが塞がっていて、バスでターミナルへ運ばれる。
入国検査の際に、
前の人の用が終わらないうち、順番待ちのラインを(うっかりして)越えてしまった。
それで、係員にパスポートを出したとき、
「並び方が悪いとか、何とかかんとか」と、若い係官に、文句を付けられる。
「何か列を守らないとか、具合の悪いことをしたというのですか?」
それでもあれこれまくしたててくる。
「あなたが何を言おうとしているのかわからない、それでは私はどうすればよいのか?」
それでもなお、何かぶつくさ言って、
「それではいいから通れ」、ときた。
杓子定規のドイツ人官吏の、典型的な悪い見本だ。
次の、乗り換え便のための手荷物検査の際には、
家内のバックに入れていた、数本の食卓ナイフを、取り上げられた。
が、そのうちの一本だけは、幸い、没収を免れた。
われわれは、ほぼ毎日、サルチチョン(サラミ)を買って食べる予定だが、
食卓ナイフは、この乾燥ソシソンを切り分けるのに、欠かせない道具だ。 |
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スペイン航空の機の離陸まで、あと2時間ある。
待合室で、スペイン航空はスペインネアかと思って、綴りをよく見たら、Spanair、とある。
向いの席で新聞を読んでいる兄ちゃんに聞いたら、スパニェーアという発音の由。
飛行は2時間半、軽食が出た。
サンドイッチだが、厚ぼったいハムを挟めたものと、同じくぶ厚いチーズをはさんだもので、
なかなかいい味だった。
着陸姿勢に入る。地べたが黄色く見える。
マドリッド・バラハス空港では、
シェンゲン協定(Schengen agreement) により、何の検査もなし。
あまりに簡単すぎて拍子抜けする。
手荷物(の受け取り)の表示の方向へ歩き、
乗ってきた便名が電光掲示されているターンテーブルの脇で待つ。
合間に、出口の所にいた案内係りのおばさんに、メトロの乗り場への行き方を聞いておく。
10分ほど待ち、荷物が出始めた。
連れ二人の荷物を、成田から「通し」で預けてあるのだが、なかなか出てこない。
待つことしばし、やっと出てきた。これでひと安心。
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メトロの改札の手前の自動販売機でメトロブス(10回券)を購入し、構内に入る。
この券はかなり割安で(1回券は€1)、10回分で€ 6.15。
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改札のバーを過ぎてから、次の人に渡すことで、何人にも使える。
ホームで、近くにいたオバサンに行き先を言い、 |
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方向を確かめ、8号線の電車に乗り込む。
乗ってから、さきほどのオバサンは、路線図を広げて、隣の席の人と話を交わし、
それからこちらに話し掛けてきた。
こちとらは、まず Nuevos Ministerios まで行き、そこで乗り換えるつもりでいたのだが、
「オバサンは、『8号線は途中の何とか駅から先は工事中なので、
ミニステリオスに行くには、バスに乗り換えなければならない、
地下鉄の切符が使える』という内容のことを言っている」と、何とか理解した。
バスは困る。
以前、パリで、同じようなメトロの工事で、
代替バスに乗らざるを得ないことがあったが、
乗り換えるときにも、降りるときにも、えらく面倒な思いをした。
第一に、乗り場がわかりずらい。
次に、降りるとき、車内放送がないので、どこのバス停で降りるのか、見当がつけにくい。
バスはこりごりだ。
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上は、後に、メトロの窓口で手に入れた路線図の1部分
(8号線は、点線の箇所が工事中だった)
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「途中のマール・デ・クリスタルで、4号線に乗り換える方法は、可能かどうか?」
繰り返し聞いて、よく確かめてから、
4号線に乗り換え、Avda. de Améica で環状線(6号線)に乗り換え、
何とか目的の駅コンデ・デ・カサルに着く。
ここでまた出口の方向をふたり連れの中高年のオバサンに聞いて、外に出た。 |
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ホテルは交差点を挟んで、目の前。わりと大きい。
フロントで名乗るも、係の若い女性は、怪訝な顔をして、
「泊まるホテルを間違えているのではないか、名簿に載っていない、」
というようなことを言う。
このホテルは、予約の際に、コンファームのメール、
その確認の催促のメールを送っても、「ナシのつぶて」だったところで、
場合によっては、こういうことを抜かすのではないか、と予想はしていた。
それで、英仏語まぜこぜで、
「こちらのホテルに E-メールで予約をし、返事のメールをもらい、
折り返し、コンファームのメールでクレジットカード番号などを知らせた。
返事が来ないので、催促のメールも送った云々」と、
こういうときのために持参した、証拠のメール3枚を、カウンターに拡げた。
女はそれを見て、他のもうひとりの男と、困ったような顔をして、相談をし始めた。
その後、電話で、どこかと連絡を取り、しばらくして、やっとのこと、
「トリプルはあるのだけれども、何とかかんとか」、と細かいことを言う。
それが何のことを言っているのかわからない。
「ともかく、3人のためのベットがある部屋は、あるのかないのか」、と言うと、
「ある」、と言う。
「ただし、ひとつのベットが Extra なのだけれども」、ということだった。
「それで構わない、OKだ。」
やっと、埒が空く。
部屋は 302 だと言う。
ボーイが案内し、エレベーターで5階(6階)のボタンを押す。
「302が5階か」、と聞くと、
「まちがいだ」、とフロントがよこした紙の部屋番号を訂正する。
バスの鍵は壊れていて、家内が入って閉めたら、出られなくなった。
もういっぺんガチャガチャやって、何とか開けた。
これは、半端な閉め方にしておけばよかろう。
ともかく、これでやっと部屋に落ち着いた。
スペイン国内に、まずなんとか無事に入ったな、という感慨。
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