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00.<< スペイン旅行に備えて >>
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アシミールのスペイン語の CD 付きの独習書は、前々から取り寄せておいたのだが、
学習意欲がぜんぜん湧かない。
それで、覚えるのは、もう、発音と数字、あとは簡単な言い回しを少々、に限定した。
発音はやさしい。
イタリア語のように、だいたい綴り字通りで、
スペイン語に特徴的な、za, ce, ci, zo, zu の z と c が、英語の(無声音の)th の音だとか、
ja, ge, je, gi, ji, jo, ju は、ハ・ヘ・ヒ・ホ・フ、
あとは、日本人と同じように、v と b の区別をしない、どちらも [b] の音、
といったことを承知するだけ。
h を発音しないのは、仏伊語と同じ。
数字もウーノ、ドス、トレス、クワトロ、シンコ、とイタリア語に似ている。
いささか乱暴に言えば、発音がスペイン語風になるだけ。
とまあ、勝手に決め込んで、もう文法はやめた。
フランスは隣国で、イタリアも近い、から、仏伊でなんとか切り抜けよう、という算段。
これで功を奏するか否かは、わからないが、
「案ずるよりは産むが易し」の伝で、ゆくことにした。 |
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6月の半ばにホテルの予約の申し込みをした。
スペインの場合、旧市街と鉄道の駅は概して、かなり離れている。
それで駅から近いところにこだわるのはやめた。
目星を付けたところは6つ。5つは e-mail で送り、
もうひとつのところは e-mail のアドレスを持っていないので、fax で送ろうとしたが、
うまくゆかない。
オペレーターが出て、スペイン語でヌエベがどうのこうのと言っているが、
何を言っているのかさっぱりわからない。
ともかく3、4度、番号を少しいじったりして掛け直してみたが、ぜんぜん通じない。
それでここはあきらめ、
e-mail のアドレスを持っているところを適当に探して、送ってみた。
翌日、4つのホテルから返事が来たので、折り返し、コンファームのメールを送った。
残りの二つは、もう1日待った。
もしそれで返事が来てなければ、別の所に申し込むつもりでいたら、返事が来た。
6つのうちの一つは、
こちらからは、頭と尻尾の挨拶の決まり文句のほかは、英語で書いて申し込んだのに、
以下のような「徹頭徹尾スペイン語」の返事が来た。
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Buenos dias
la habitacion triple que nos solicita llegada el 6
y saluda el 8 de Agosto
podemos atenderos el precio seria 68 euros
habiracion y dia, todas son completas con todo lo
necesario para su buen uso, estamos en el centro
ciudad, a 50 metros estacion A.V.E
de estar interesado nos lo comunica para efectuarle dicha reserva solicitada |
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単語をいくつか、辞書で引いて、
「申し出のトリプルルーム(8/6-8)を1日68ユーロで提供できる、
快適な利用のために必要なものは、ぜんぶ揃っている、
町の中心に位置していて、駅から50メートル、云々」と、 |
(ご愛嬌に habitacion を habiracion と、タイプの打ち間違いまでしていた)
ともかくも、こちらの申し出を受諾する旨のメールであることはわかったので、
ここには、英仏語とスペイン語のゴタマゼでコンファームを送った。
それからまた、もうひとつのあるホテルは、コンファームのメールに返事をよこさない。
「クレジット番号を教えてやったが、受けっ取ったのかどうか」と、照会してみた。
が、ナシのつぶて。 |
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スペインの列車の時刻表は、RENFE (Red Nacional de los Ferrocarriles Espñoles:
スペイン国有鉄道)の HP <http://www.renfe.es/> で調べた。
乗り換えなしでゆけるところの検索は、問題なかったが、
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たとえばマラガからグラナダへゆく手だてを調べようとしても、
No-Direct Route. と出るのみ、取り付く島もない。
それでバス会社の HP <http://www.alsinagraells.es/> にあたってみたが、
これがよく機能していないのか、あるいは、こちらの方法がまずいのか、
出発地と目的地を選択して、時刻を調べようとしても、どうもうまくゆかない。
日本のホームページで、去年の冬の運行時刻を載せているものが見つかったので、
これを参考にすることにした。
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