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01.<< 8/4(木) Unsre Ankunft in Zürich >>
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離陸して1時間半ほどして、機内で、いつものように昼前に、飲み物のサービスがあった。
経験を積んだ(風な)スチュワーデスがこちら(2階席)の担当だった。
「ビールをお願いします」「銘柄は何にいたしましょうか」
「○○を」「かしこまりました」
昼どきに、このスチュワーデスに、
「またビールをおねがいします、それにワインの赤ももらえますか」と聞いた。
家内も、「私もビールを」と言うと、
「どうぞ、どうぞ、私もビールを飲みたいのですが、残念ながら、着くまで、
12時間、飲めません。」
到着前の軽食のときになると、もう、こちらが注文をする前に、
「○○ビールですね」
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ウラル山脈を越えてから、モスクワの少し北を過ぎ、ポーランドとの国境あたりまで、
機外カメラの映像に、山地の様子が見えていたが、その後は、雲の中に入ってしまい、
しばらくの間、何も見えなかった。
ミュンヒェンの脇を過ぎ、シュツットガルトの上を越すあたりから、また、よく見えてきた。
機が高度を下げ始めたので、なおのこと、鮮明に下界が見えるようになった。
農地の区画が整然としていて、農地と森との境界もはっきりとしている。
そしてその畑地の中に、こつ然と滑走路が見えてきたかと思うと、
そこにストンと(今回は「ドスン」ではなかった)着陸した。
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到着後、我々は(娘もまじえて3人)機内の通路に群がるひとが少なめになるまで待ち、
人がまばらになってから、ほとんど列の尻尾になって、降り口への階段へ向かった。
その手前に先ほどのスチュワーデスがいた。すると別れ際、
「帰りの便で、ご一緒になりましたら、また○○をご用意いたします。ではお気をつけて。」
ありきたりの、丁寧なだけの接待ではなくて、ほとんど自然体でやっているように見えた。
日本のスチュワーデスにしては珍しい。初めてだ。
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空港駅の窓口で、レイルパスにヴァリデイティング・スタンプを押してくれるように頼んだ。
これが、いつもは、相手がなかなか押してくれず、あれこれと手間取ることが多い。
しかし、この度は、悶着は何もなく、ごく簡単に事が済んで、いささか拍子抜けがした。
Sバーン(郊外電車)の発車時刻を聞くと、時間と番線とを、パスの表紙に、メモしてくれた。
チューリヒまで、間に駅が二つだけ、12、3分で、HB(中央駅)に着いた。
駅の売店で、必需品の缶ビール(ハイネケン)を3本買う。
10スイスフラン紙幣を2枚渡す。こういうところのは値段が高いのだが、
着いたばかりのときは、ビールごときに歩き回っていられない。
釣りは5スイスフランぐらいだろう、と思って、受け取り、
歩きながら、ひょいと取り出して、見た。0.5フランだった。
まだ小銭の種類に疎いときには、このようなちょっとした騙しにひっかかる。
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駅の横(南側)に出てみた。
市電が、縦横に走っている。
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こういう町は、初めてでも、線路の交差の形状から、
市街図との照合がとても簡単である。
すぐに、辿るべき通りの見当がつき、
念のために通りがかりのオバサンに確認をして、
ものの4、5分もゆくと、左手に、
目指すホテルとおぼしきものが見えてきた。
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aus: cityguide ag & Info Verlag AG, 2003
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