'15年・南フランス行メモ >>
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南フランスを巡る旅から戻って、一週間ほどは、ブラブラしていた。

8月末か9月初めに、何気なく、カード会社にログインして、利用明細を見た。

9月の支払い分として、8月の初めの日付で、どこか知らない名前のホテルが、

宿泊代を引き落としていた。

ナルボンヌの宿にニ泊して、出がけに支払いをしようとしたら、

「既にカードで支払い済み」と言われた

(あらかじめそういう約束をしていたつもりはなかったのだが)。

それで何となく、そこの系列(あるいは元締め)の名前で引き落としたのだろう、と思い込んでいた。

ところが、9月の半ばにログインしたときは、

10月の支払い分として(利用日は08/09)ナルボンヌの宿の名前が出ていた。

ハッと気がついて、9月支払い分の明細を見直した。

利用日が08/02、現地通貨額121.96EUR(換算レート139.595)支払金額17,025円となっていた。

それでどこのホテルの件かが分かった。ブルジュだ。

しかしながら泊まったホテルとは名前が違う。おかしい。

それで、google, mapsatellite, street viewで、拡大、縮小、回転などをして探ってみた

(映像はリアルタイムではなく、概して、半年か1年前のもの)

その結果、事情がほぼ理解できた。このホテルは去年か一昨年に、名称を変更したようだ。

しかし今回、旧名で引き落としをしている(そのための名義変更をまだしていない、ということか?)。

このホテルを出るときに、現金で支払いを済まし、領収書ももらっている。

さっそく文章を練り、翌日(918)の朝に、

このホテル宛に『ホテル代に関して』というタイトルを付けて、次のような内容のメールを送った:


 Madame, Monsieur,

私たちは、あなたのホテルに201581日から83日まで滞在した。

私たちは、ホテルを出るときに、現金で121.96€を支払った。領収書ももらっている。

添付ファイルを参照されたし。

ところが、昨日、私のカードの利用明細を点検した折、あなたのホテルでの滞在費が、

HOTEL Axxx名義で、121.96€が口座から引き落とされていることに気が付きました。

この引き落としも、添付ファイルを参照してください。


私は、あなた方が私の口座へ121.96€を払い戻すべく判断なさることを願っています。

私のカードの詳細は、すでに2015630日付のメールで、お知らせしてあります。

ご返信をお待ちしつつ、

je vous prie de croire, Madame, Monsieur, à l'assurance de mes sentiments distingués,

Bxxx Czzz.
 



この日には返事が来なかった。それで次の日(919)の朝、もう一度メールを送った:


『再びホテル代について』

 まだあなたから応答がない。それでもう一度e-mailを送ります。

私は、あなたが私の要請をお受け取りになったかどうかを、知りたい。

(あとは前日と同じ内容だが、添付ファイルをPDFにした。前日はWord)

迅速な応答を待ちつつ、. . .



19日の午後に、ようやく、けんもほろろな『返事』が来た:


 Bonjour,

私たちはあなたのe-mailそして領収書とあなたの口座の明細を受け取りました。

じっさい、あなた方の滞在はあなた方の領収書にあるように、

カードの口座からの引き落としによって支払われました。

現金での支払いという形跡は全然ありません。

敬具(Bien cordialement) 



こんな応答に黙って引き下がるわけにはゆかない。1時間ほどかけて作文し、送信した。


『ご返事について』


 Madame, Monsieur,

迅速なご返事にたいし心からお礼を申し上げます。しかしながら

「現金支払いの形跡が全然ない」というあなたの主張を、私は理解できない。

私たちは15年前からヨーロッパ旅行をしているが、このような経験をしたことは一度もない。

あなた方が月曜日の朝83日の朝の記録をもういちど検査してくれることを、私は強く要求したい。

私は部屋代を受付の女性(マドモアゼル)に現金で払い、そのレシートを受け取った。

あなたの二度目の返事を待ちつつ、. . .  

à suivre

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