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予報31℃。実際は32度はある、快晴。
5時起床、6時半に朝食。例の簡素なもの、がこれで十分。
8時半に支払い。メールでのやりとりでは全部込みで50,70€ということだった。
これで十分安いのだが、ビストロのオヤジさんの請求は45,70€。おどろいた。
日本円にすると朝食込みで5、6千円というところ。
ホテルを出て、目の前が駅。09h06発のTGV8372。ラ・ロッシェル始発だった。
ボックス席で、向いの席には老夫婦。パリ・モンパルナスまで1時間46分。座席は快適。
向いの夫婦はドイツ語で会話している。モンパルナスに着く直前に声をかけてみた。
ハノーファーの住人とのことだった。
それで小生は(ハノーファーの近くの)ブラウンシュヴァイクに古い友人がいること等々、
たわいのないことを話し、別れた。
三週間余り前に泊まったパリのホテルに戻ってきた。
フロントで、「支払いは今か? あとからか?」―「では、いま支払う」
(反省、次回からは支払いを「あと」にすべき)。
前払いをして「領収書を(くれ)」と言ったら「あとから」。
部屋に入り、荷物を整理していると電話が鳴る。
「何とかかんとかだからフロントに来てくれないか?」
何の用件かよくわからないが、ともかく降りてみると
「あなたは先ほどいくら支払ったのか?」と解せないことを言う。
さらに「今あなたの手もとにいくらあるのか?」何だかおかしな話だが、
「財布を部屋に置いてきた。待ってくれ。いま持ってくる」と言い残して、
いちど部屋へ戻り、財布を手にふたたびフロントに出向いた。
そしてフロント係は、ふたたび先ほどの話の続きを始める。
こちらは早口で喋りまくる相手の意図がよく分からない。
すると、相手はごうを煮やし「英語のわかるあなたの奥さんに代わってくれ!」
(と、家内が英語をわかることになってしまった。)
「いや、私も英語は少し話せる。」
英仏ゴタマゼでの、しばしのやりとりの後、ようやく事の次第が分かってきた。
要するに、相手の話が遠回しなのだ。事の必要上しょうがないのか。
ともかくこちらが50€(札)を余分に払った。つまり175€のところを225€支払った。
そのことの確認だった。
「私は財布には常に200€を入れている。それが今日はこの通り空だ」と、
財布を開いて、中身を見せた。フロント係は了解し、50€札を返してよこした。
これで、ともかくも落着したので
「あなたは正直で、親切なひとだ」と礼を言い、部屋へ戻った。
フロントで初めに「通りに面した方かそれとも裏に面した方がよいか?」と聞かれた。
前回は何も聞かれず、通りに面した部屋をあてがわれた。
われわれは外の音はぜんぜん気にならないが、きょうは、裏に面した方を選んでみて、
小さな中庭に面した静かな部屋のよさに気がついた。
しかも前の部屋よりも広い。
来年は(来年もフランスを歩き回るつもり)予め希望を言ってみよう。
馴染みのラ・ファイエット通り(Rue La Fayette)のCarrefour Cityまで、買い物にでかける。
ここは小店ながら
われわれに必要なものが揃えてある。
明日(日曜)は休み。
Abondance と Cantal と
Ossau Iraty の固まりを各々2個。
各種類のsaucisson secを
2,3本づつ。
あとは今夕のためのビール、 |
de "Stadtplan zum Reiseführer, Paris." Karl Baedeker GmbH 1988
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フロマージュ(Neufchâtel)、Coppa、田舎風パテ、その他を買って帰る。
シャワーを浴びてから、食事。
ワインはアルザスとブルゴーニュ。コッパは良。
ヌーシャテルは初めて、これも良。
定番のPâté de campagneも悪くない。
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Neufchâtel
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Coppa
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