'15年・南フランス行メモ >>
16-1.<< 08/14(金)タルブ >>
予報、20℃、雨・曇り

5時起床、「8時からの朝食」までが長い。8時きっかりに階下の食堂へ。

もう先客がいた。80代のご老人とその奥さん。「妻のコーヒィを熱いのに取り替えてくれ」

宿の女主人が新しいのを持ってくると、「御亭主はどうのこうの . . .?」

―「主人は亡くなりました」―「一人でやっているのか?」―「○○と一緒に」。

老人が、こんどはこちらに鉾先を向けてきた「ヴェトナムから来たのか?」

「いや日本だ」オレの顔はそう見えるのか、と一瞬思ったが、

ヴェトナムは元は仏印(フランス領インドシナ)ゆえ、ありうる質問だ。

が、それ以上、こちらから聞くのは控えた。

かつてシチ-リア行の長距離列車のコンパートメントで閉口したことがあった故。

明日の朝は早出なので、今日のうちに支払いを済ましておく。二泊で96€。えらく安い。

9時半に外出。小雨がパラつき、風も少しある。

そして(ジャンパーを着ているのだが、それでも)寒い。

ヴィクトル・ユゴー通り(rue Victor Hugo)を南へ。右折して、

ゆるやかにカーヴしたジョルジュ・ラサ-ル通り(rue George Lassale)を西へ歩く。

Musée de la déportation(強制収容とレジスタンスの博物館のようだ)のところから南へ。

県庁そしてカテドラール(Cathédrale Notre Dame de la Séde)

Cathédraleの外見はたいしたことないが、中に入ってみたら、内装が古いままで、

おごそかな感じがし、なかなかよい。

しばし休んでから、アッベ・トルネ通り(rue Abbé Torné)を東へ。

リセの脇を通り、ヴェルダン広場(Place de Verdun)に出て、

それから南下し、インフォメーションに入る。


de
Tarbes Plan Touristique, 0fficde de Tourisme de Tarbes

地図をもらい、さらに下ってラレイ通り(rue Larrey)を左折(東へ)、

すると左手にHalle Brauhauban(発音はアル・ブロ-ボンか?)とかいう大きな建物が現れた。

どうもマルシェのようだ。「入り口は左」とある。

指示通りにぐるっと回り、北側(の正面入り口)から中に入ってみる。

なかをひと回りして、よさげな店に目星を付けておいてから、一旦そとに出る。

きのうのMonoprixへ行き、洋梨・オレンジ、そして明日用に固めのフロマージュ(コンテ)を買ってから、

あらためて先ほどのマルシェへ。肉屋で大きな乾燥ポークのかたまりを厚めにニ枚スライスしてもらう。

それとパテ・コンパーニュ(カンパーニュ)を厚く切ってもらう(一枚)。

フロマジュリでセル・シェル・シェールをひとつ求める。

マルシェを出た時には、相変わらず気温が低かったが、雨は上がった模様(12時過ぎ)。

予報では「午前中は曇り、午後に雨」だったが、早く通り過ぎたようだ。

マルシェで買ったものを、

ホテルに帰ってから、ゆっくり味わった。

セル・シェル・シェールは、

前に一度スーパーのものを買って食べたが、

それに比べると、香りも味も段違い。



Jambon de Bayonne


Paté de campagne
& Selles-sur-cher,
かの厚めの豚の生ハム(ジョンボン・ド・バイヨンヌ)はじつに大きい。

幅が15センチ、長さは30センチほどもある。味は申し分なし。じつにおいしい。

田舎風パテ、これもよかった。
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