'14年・北フランス行メモ >>
11-1.<< 08/10(日)ディジョン→オルレアン >>
(予報、日中26℃ 曇り)じっさいは26℃ だいたい晴れ、雷

夜半に雷鳴。

今朝の食事は、830分の列車に乗るゆえ、7時にしてもらっていた。

きょうもおいしく食べた。穴アキの固いチーズが良(エメンタールのたぐい)。

食後すぐに支払いを済ませておいて、8時前に、近道を通って、駅へ。

08:25発のTGW 9260、10分前になっても番線が表示されない。

825分になったら、「en retard indéderminée (遅れ、どれ程かは不明)」の表示、

そしてそれがいつまでも。

9時半ごろになってやっと「1時間45分の遅れ」の表示が出た。

オルレアンへ行くのには、パリ・リヨン駅に着いてから、

オステルリッツ発の列車(ICTER)に乗り換える必要がある。

それで、このディジョン駅の窓口で、いちどは自分の都合で、2度目は列車が遅れのゆえ、

オステルリッツ駅発のIntercités14043から14041(10:38発)そして再度140432回も変更をしていた。

ところが14043(11:27発)でも間に合わなそうなので、三たび窓口へ。

すると「(変えなくとも)ノンプロブレム」との話。

なにか解せない話だが、無理強いもできない。


電光掲示は、しばしののち「2時間の遅れ」になってしまった。

後続のTGVが先に入ってきそうな気配もあったので、

用心に、その座席指定券をもらっておいた(結局これは使わなかったが)。

ともかく2時間も待って、やっと予定のTGVが入ってきた。それに乗り込む。

食事券がもう一枚ある。ワゴンバーへ行き、前回のように申し出たら、こんどは言下に断られた。

「なぜ使えないのか?」

毅然として「この列車はスイスのTGV だ。その券はスイスのTGVリリアでは使えない

(そういえばLyriaという名が付いていた)。フランスのTGVなら使える。」

引き下がらざるをえない。


車掌が遅れのお詫びの品を配っている。こちらにも二つ置いて行った。

そのしばらくあと、その車掌が、こんどは検札に来た。と「どこから来たのか?」

答えると、とつぜんきちんとした日本語を使ってで「日本のドコですか」とか

「私は独学で日本語を勉強しました云々」とひとくさり話してから、次の人へ移った。

リヨン駅からオステルリッツ駅へは

きちんとしたコースが出来ている。

駅舎内ホールの西端に

「オステルリッツ駅方向への出口」

と表示してある。

de gare de lyon pdf, http://www.gares-en-mouvement.com

そこを出て()の方向へ進んで、

幌付きのブリッジ(歩道橋)を渡り、

向かいのビル(Tour Gamma)の中に入る。

ビル内の広い通路を行き

(その途中いちど係員に尋ねた)

突き当たりで右手に折れ、

大通り(Rue Van Gogh)に出た。

composé de une photo satellite (©2014 Google) et de ma photographe

あとはシャルル・ド・ゴール橋を渡り、オステルリッツ駅へ。

徒歩で(ゆっくり歩いて)20分ぐらい。

駅の発着表示を見ると、さいわい10分のちにINTERCIÉS 3909があった(12:29発)。

このICはオルレアン郊外のレゾーブレに停車する。

乗ってから刻印するのを忘れたことに気がついた(車掌は来なかったが)。



乗車55分でLes Aubraisに着いた。降りて、駅舎内へ(午後1時半)。

掲示を見ると、オルレアン中央駅へゆくTERは1時間後と出ている。

そばに駅の案内所、なかに若いおネエちゃんがいたので、念のためにと思い、聞いてみた。

すると「10分後にプティ何とかがどうのこうの」と言う。

TERのことではなさそうだ。何だかよくわからない。

すると、今回は(フランスでも)よく耳にしたが「英語はわかるか」ときたから

「フランスではフランス語を話したい」

(これを今回、決まり文句のように使った、去年は「イタリアでは云々」だった)

と言ったところ、「わかった」と、こんどはゆっくりと丁寧に、話しはじめた。

やっと理解ができた。

要するに「トラムが10分あとにこの駅舎のすぐ脇から出発する」ということだった。

「キップはどこで?」―「小銭はありますか?」―「ない」

―「あそこのタクシーの運転手に両替えしてもらってください」

運ちゃんは愛想よく両替えをしてくれた。

「もうすぐトラムが来ます。4つ目が中央駅です」

自動販売機で切符を買ってから、

陽気で、じつに親切に対応してくれたおネエちゃんに

よくよくお礼を言い、来た電車に乗り込んだ。

電車の中でも向かいの席の兄チャンに聞いて、

降りる停留所を確かめた。

電車は駅の西側を通り過ぎて、

des Google Maps

南側に回ったところで停まった。ここが駅前の停留所。


降りて、さてどちらへ行くか、

と若いラフな格好の兄チャン二人が、線路を挟んで、向い側にいた。

町の中心へゆく道を聞いた。

すると、心配して「歩いて行くのは、複雑だからむずかしい」

「トラムの線路が教えてくれる」と言うと、やっと合点した風だった。

ふたりとも手を差し出す。握手を交わして別れる。見かけによらず、応対がきちんとしている。


78分ほど歩いて、迷うことなく、目的のホテルに着いた。

かなり年老いた婦人がフロントにいた。でも応対はしっかりしている。

朝食は7時とのこと。

部屋にはめずらしく冷蔵庫がある。

とにもかくにも長い一日だった。疲れ果てた、がどうってことはない。

シャワーの具合も良し。

2時半にとつぜん雷鳴がして、土砂降り。出くわさなくて幸い。

雨はすぐあがり、晴れ間が覗く。一日の天気がめまぐるしく変るのがフランスの気候の特徴のようだ。

きょうの夕食は有り合わせのもの。

チーズ各種、果物、サラミ、SNCFのみやげ、

それにワインとビールで満足。


< 前のページ