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シエーナの天気は晴、32度ぐらいか?
ローマ発 9:20 の高速列車(Frecciarossa 9518)に乗るべくテルミニへ。まだ番線の表示が出ていない。
しばらく待った後、やっとアナウンスがあり、「9518に問題が生じた云々」と言っている。
これが何度も繰り返されるので、予定を変更する。
08:58発のレッジョナーレ・ヴェローチェ(快速)、Firenze S.M.Novella 行き、に
乗るべく(2O osto番線)、若い番線の端のホームを先の方へ(東へ)と歩く。
これがまた、ほんとうに長いキョリで、辛うじて(幸い?発車が遅れた)間に合った。
シエナに行くためには、乗り換え駅はChiusi-Termeなのだが、乗り換え時間が少ない。
この列車は遅れているので、無理かと思ったのだが、
車掌が見えたので、いちおう念のため聞いてみた。
すると「接続列車は待っていてくれるから大丈夫」と言う。これを鵜呑みにして降りたのが運の尽き。
あにはからんや、列車は疾うに出てしまっていた。この田舎駅の窓口で、
「次のシエーナ行きの列車は?」を聞くと、
両手を大きくひろげて「3時間後だ」。
そんなに待つのは楽でない、フィレンツェへ行くICのことを聞くと、「あと3分で出発」。
急いでその番線へゆくが、10分以上経ってやっと来た。
乗り込むと、隣りのコンパートメントに車掌がいたので
「シエナへ行きたいのだが、フィレンツェS. M. Novella で乗り換えればよいのか?」
「いや Santa Maria Novella へは行かない。乗り換えはフィレンツェ・何とか」
怪訝な顔をすると Firenze Rifredi と紙片に書いてよこした。
この駅のことはこのときまで知らなかった。
言われたとおリフレーディ(Rifredi)で降りて、待つことしばし、
Regionale (普通列車)は定刻に入って来たが、
この列車も少し遅れ、午後3時半過ぎに、ようやく目的地シエナに着いた。
スカラ・モービレで上へ。
途中、修理中で停めている個所があったので、脇に付いている石段を上りながら、中年の現場監督に
「明日は使えるのか?」と声をかけると、「と思う」の返事。
迂回の段を上がり終えたとき、後を付いてきていた家内が言うには、
さきほどの監督が荷物を上まで運んでくれた、とのこと。ぜんぜん気がつかなかった。
お礼を言うべきだった。
宿はB&B、古ぼけてはいるが、構えは立派だ。
ベルを鳴らすと、かなりの年と見うける老人が「庭の方へ回ってくれ」と言う。
庭はけっこうな広さで、種々の果樹が見える。
庭側のドアから入ると、大きなテーブルがあり、そこをフロント代わりにしているようだ。
老人は「息子が管理をしているのだが、今日は出かけている。あなた方は予約をしたのか?」
持参したメール(こういうときのためにいつも用意をしている)のプリントアウトを見せる。
それにしばらく目を通していたが、やっと合点したようだ。
「朝食は8時から」。それは、われわれにとっては余りに遅い、が仕方がない。
明後日は、8:47発のレジョナーレに乗る。その朝は手元の食料で済まして出発することにしよう。
8:47の後では11:41発になる。日曜なので本数が少ない (ようだ)。
部屋には新式のエアコンが付いていた。これはよい。
駅前のビル (ショッピングセンター ) の中にあるスーパーPamで買い物。
果物、パスタ入りサラダ、ピクルス、缶ビール。
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