'12年・ドイツ行メモ >>
20-1.<< 8/19(日)思いついてローテンブルクへ >>
快晴、32℃。

この日はアンスバッハをぶらつくことを予定に入れていたのだが、

きのう見た印象では、退屈そうな町なので、方針を変え、ローテンブルクへ行くことにする。

朝食は8時から(土日は8時)、遅い。

やっと時間になった。品数はそう多くない、が、味は上等。

各種のハムをおいしく食べる。パンも出来たて、めずらしい。コーヒーもうまい。満足。


8時45分ごろ、9:10の列車に乗るべく駅へ。

ライゼツェントルムでローテンブルク往復の切符を買うつもりが、

日曜日で、開くのは12時から、との表示。自動販売機の前には数人、並んで、順番待ち。

列の先頭の若者が、5札のしわを伸ばして入れ直しを繰り返し、10分以上も手こずっている。

後の連中はおとなしく待っている。文句は言わない。

券売機に四苦八苦しているひとを何度か見かけた、小生だけではない。

それにしても、このようなテンポでは、今日、9時の列車に乗ることは、とてもできそうにない。

ま、次の列車でいいか、気長にいこう。

そのとき連れが「駅員らしいひとが後ろを通りすぎたよ」と教えてくれる。

代わりに列に並ばせて、こちとらは駅員の後を追いかけ、売店のところで声をかけた。

「じつはローテンブルクを往復したいのだが、ごらんのとおりの長い列で、

チケットを買うのがむずかしい」その旨を言うと、

「あとに付いてこい」と言って、スタスタ駅の外へと歩き出す。

いささか怪訝に思えたが、ともかく、付いてゆく。

と、そのひとは通りに停めてあったDBのバスに乗り込む。

運転席に坐り、脇の券売機をいじってから、16.20€と言う。安い! 

代金を渡しつつ、「ローテンブルク往復、大人ふたり(分)の切符?」と念を押す。

「そうだ」と、DB Frankenbus 発行の

チケットを1枚よこす

Tages-Ticket Plus とある。

(あとでわかったことだが、

家族用の割安な往復切符らしい。)



9:10RE 58108、シュタイナハで乗り換え(連絡はよい )、


aus: Auskunft von DB

ローテンブルク09:49着。雲ひとつない真夏の陽気。

レーダートーア(門)から旧市街に入り、マルクトプラッツ(広場)へ。

インフォメーションで地図をもらい、ラートハウス(市庁舎)の塔に登る。見晴しは良。


aus: Kleiner Stadt(ver)führer - mit Stadtplan - Rothenburg Tourismus Service

ついで北の端(西寄り)へ向かう。クリンゲンバスタイ(堡塁)、ここから左へ。

城壁を回る。3.5キロぐらいだろうか。

途中(途切れるところがあり)いちど降りざるをえなかったが、ほぼ一周できた。

ラートハウスの場所に戻り、帰りがてら、

シュネーバル(雪玉)のオリジナルと

マルツィパンのタイプを

ひとつづつ。

ワイン屋があった。入って「ドイツの赤がほしい」と言うと、

地元のフランケンヴァインを並べてある棚を示し、「標準のもの」を試飲させてくれる。

「特殊なもの

(鹿肉や○○肉を食べるとき、

という説明)」  

をも味見させてくれ、と言うと、


ちょっと間があったが、栓を開け、飲ませてくれた。このクセのある方を一本もらう。

値段は10€そこそこ。

帰りの列車はローテンブルク発13:09


aus: Auskunft von DB

午後2時前、アンスバッハの町に降り立つ。まるっきりひと気がない。

炎天下、この町を歩くのをやめにしたのは正解、の感。


かのフランケンヴァインの赤、ホテルで飲んだが、ベストの味。
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