'11年・北イタリア散策 >>
08-1.<< 8/9(火)ミラーノからベルガモ往復(Bergamo) >>
朝食は昨日と同じ。あらかじめ支払いをしておいて、8:40 に宿を出る。

混雑していてエレベータが使えない。階段を降りる(4階から)。

ジェーノヴァ発 9:19 のインテシティはコンパートメント。

あいにく相客、しかもふた組みのアメリカ人老夫婦のグループと一緒になる。

ま新しいお揃いの色柄の大型スーツケースが4個、車室脇の通路に並べてあった。

そのおしゃべりとふざけ合いは、まさにアシミールに載っていた短文の情景そのもの: 

Foreign visitors are amazed at American men, gray at the temples and thin in the neck,

who, asking the whereabouts of their wives say, "Where are the girls?"

They are amazed when they hear stately matrons refer to their husbands as "the boys."

The American is reluctant to acknowledge that he has lost his hold on youth;

he wants to be playful, and his wife wants to be kittenish.

(cf. ASSiMiL, la pratique de l'anglais, 1974)

11時過ぎホテル着(ミラーノ中央駅のまん前)。

チェックインは13時からというので荷物を置き、トイレを借り、ロビィで少し休ませてもらう。

休んでいるうちに「部屋の用意ができました。急がせました」

「それはありがたい」と、部屋に入り、もうしばし休憩してから、中央駅へ。

12:10 のレッジョナーレ。ベルガモまで48分。

ベルガモの駅から北西に向かってまっすぐ(1.3km)の大通り

「ヨハンネス(教皇ジョヴァンニ)23世通り」を歩く。

遠くの高台に町(旧市街)が見える。

この道は途中で名前が2度代わり、丘に突き当たるとこで右にカーヴする。

すぐ右脇にフニコラーレがあるが、それは使わず、石畳みの急坂をゆっくりと上がる。

駅から広場(ピアッツァ・ヴェッキア)までの所要時間は30分。

さっそく市の塔 (Torre Civica) に登る。割と高いのだが、上からの景色はいまひとつの感。

降りて、インフォメーションで地図をもらい、ロッカ(城塞)まで行ってみる。

雑な歩き方をしたにすぎないが、

印象としては、この旧市街(高台の町:チッタ・アルタ)は建物が大造りで、

配置、バランスがあまりよくない。いささか情緒に欠ける。

4時の列車でと思っていたのだが、早めに切り上げる。

帰りは、坂を降りてから、

大通りが(来るときは)

右にカーブしていたことを

すっかり忘れ、

目の前にまっすぐ伸びる道を、

駅へ(行くつもりで)向かった。

すると見なれない建物に

突き当たってしまった。

そばのベンチに犬を連れた若夫婦に

(犬が2匹いたから

友だちかもしれない)

駅への道を聞き、

それで往きの道の一本東側の道

(ロカテリ通り)と知った。

3時の列車にじゅうぶん間に合い、

4時にはミラーノに戻った。

questa pianta:
dalla «Cartina turistica della città, Bergamo»
edizione 2010
〜〜〜〜
ある店で生ハムのパニーノを注文した。

「カルドどうのこうの」と聞くので、冷たいままにしてもらおうとするも

「フレッド(冷たい)」という語を忘れ、もたくたしているうち、暖められてしまった。

部屋は上等。バスもよい。今回はじめて湯船にゆっくりと浸かる。

持ち歩いていた乾燥サラミを切り、それをつまみながら、ジェーノヴァのワインをたしなむ。

きのうは貶したが、ぜんぜん悪くない。飲むうちにおいしくなってきた。

まわりの音がほとんど聞こえない。じつに快適なホテルだ。
(segue alla pagina prossima)
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