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羽田発0時35分の深夜便に乗った。家を出るのは夕方なので楽だし、
ローマの宿にも昼前に着く。なかなかよい方法だと思って予約をしたのだが、
じっさいに乗ってみたら、どうも具合があまり良くなかった。
いちばんの難点は、食事の時間が感覚的に不自然なので、調子が狂ったこと。
まず、乗って2、3時間ぐらいで、軽食が出た。これが午前3時ごろ。
いつものようにワインとビールをもらったが、深夜ということで少し控え気味にした。
家内は、トイレに長いことこもっていて、やっと出てくると、
「気分が悪い、冷や汗が出る」と言って、以後、アルコールは口にしなかった。
ドゴ−ル空港着の3時間ほど前に、朝食がでた。これがメインの食事で、量は夕食並み。
それが、またもや、こんどは現地時間だが、午前3時。食欲もあまり湧いてこない。
パリは、サテライト(これは少し離れた場所にある)ではなく、ターミナルE2に到着した。
これは幸い。移動が楽だ。それでも、広い空港なので、移動に時間がかかる。
入国審査、ついで所持品検査、これがかなり厳格。
チョッキを脱ぎ、ベルトも外したが、靴でブザーが鳴る。
なんとか検査を済まし、乗り継ぎ便(エールフランス)のゲートへと向かう。
搭乗ゲ−ト前のベンチでは、とくに何をするあてもなく、2時間待つのは退屈。
気温は低い。フューミチーノ空港のターミナル3に着いた。
ここから鉄道の空港駅まで、少し遠いが、動く歩道が設置されていたので、
そう負担ではない。直通電車 Leonardo Exp. は値上がりして、ひとり14ユーロ。
30ユーロを出したら、あとで気がついたが、おつりが2€ ではなく1€ だった。
親切そうなオバサンだったが、チップを取ったということか。公務員なのに。
それはともかく、無事に、宿に入った。きょうの行動は買い物だけ。
近くの、教会脇の大型スーパー(地下)で、ワイン、ビール、乾燥サラミその他を仕入れる。
まだ午後1時だったが、ひと眠り(とにかく眠い)をすると、
目が覚めたときにはもう夕方の5時過ぎだった。
シャワーを浴び、ビール、ワインを飲み、ふだんの夕食のような食事をする。
ワインは19ユーロ。味はまずまず。
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