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17-1.<< 8/18(水)レッチェの石など >>
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夜半、家内が蚊に悩まされる。数カ所、刺された。
朝の食事は8時半。ここはずいぶん遅い。
想像していたとおりの簡素な朝食だが、味はまずまず。カップチーノはよろしい。
若奥さんに蚊のことを告げる。
「窓を閉めて、使ってください」と電気蚊取り器をよこす。
ついでワインの専門店、大きめのスーペルメルカートのことを聞く。
と、即座に、かつ適格に位置を教えてくれた。
外出し、まずワイン屋、地図に印をつけてくれた位置に、
ぴたりと専門店(卸し売りもしている大きな店)があった。
「土地のワインを」と言うと
「レッチェのヴィーノで、これは本当によいものだ」と
12ユーロちょっとのものを薦める。
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「もっと良い物は」と言っても、
きかない。
ゆえ、一本もらう。
ドゥオーモの脇に、
レッチェの石の細工を
並べている店があった。
若いのか中年かわからない男が
ぼそっと立っている。
「ここは何時まで開いているのか」
「1時半まで」
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dalla «CARTRINA TRISTICA RECCE»;
Azienda die Promozione Turfistica di Lecce
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市庁舎を眺めてから、スーパーへ。まず果物とビールを買う。
肉類の売場で、長めのサラミを二つ折りにしたもの、9€ を特売で 5.4 に値下げしている。
ただ冷蔵ケースの中に置いてある。
「われわれは旅行中だ。冷蔵庫はない。何日食べられるか」
「一日」それじゃダメだ。
市立公園でひと休み。ここは中が小奇麗だった。
ドゥオーモの方向へ戻る。途中に肉屋(サルミエーレ)があった。
入ると、かの二つ折りのサラーメが、こんどは常温で置いてある。
さっきのように聞くと
「冷蔵庫なしでだいじょうぶ」 ― 「1週間か。2週間はどうか?」
「ノンプロブレーム」
ひとつ求める。8.5€。おまけに何か菓子のようなものを二つくれた。
少しゆくと、ピッツァ屋があった。これもおいしそうなので買い求める。
もういちど、さっきの石の店を訪ねる。店番は、若い女の人だった。
ネックレス用の石飾りを見せてもらう。
「これは per(のための). . . 」単語を忘れた。
と「娘さんのためのものですね」推測してくれた。
「誰が作ったのか?」
すると、脇の方の台の上に置いてあった冊子を開いて、写真を見せてくれる。
「けさ、ここで会った男性だ」と告げてから「ご亭主か?」と聞くと
「いえ、(男)友だち」とのことだった。
ホテルへ帰ることにする。ニコロ教会は省略する。歩き疲れた。
5、6年前のような行動は、もうできない。
当時は、午前も午後も、かなりの距離を、歩きに歩いた。
いまや無理は禁物。
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路地を適当に南に行けばよかろう、
と思ったのだが、
迷路に嵌り込んでしまった(→)。
抜けられるかな、と思ってゆくと、
袋小路。
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dal "© 2010Geoplan»; Srl Conegliano - Treviso
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戻って、別な小道に入ってみると、またもや袋小路に突き当たる。
これには困った。
すると車が一台、向うの小路へすーっと入ってゆく。
こちらも「それなら」とその小路へ入った。さいわい、それは大通りに通じていた。
ただ現在の居場所が定かでない。ちょうど学生らしき男が来た。
声をかけ、鉄道の駅の方向を聞く。
「2本目の、信号のある交差点を左に」
無事ホテルに辿り着いた。
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〜〜〜〜
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肉屋でくれた菓子のようなものは、ホテルで見たら、
オリーヴ(種付き)とタマネギを中に詰め込んで揚げたものだった。
菓子ではない。が、とてもおいしい。
もう買い求めることができないのは、残念。
きょう買ったピッツァ、これもじつにうまかった。
具と生地とが混然と一体化している。
こういうのには初めて出くわした。
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