'10年・シチリアとプ−リアへの旅 >>
13-1.<< 8/14(土)メッシーナ >>
朝食は7時から。しばらくぶりにチーズとハム。

コーヒィとミルクはウエィターに注文する。

持って来てくれたカップチーノは申し分なし。

フロントで地図をもらう。ワインの店も教えてもらった。

9時に外出。

ワインの店を確認しておこうと言われた場所のあたりを見渡すも、見当たらない。

そこはあきらめ、大学の横を通り、ドゥオーモへ向かう。

この町も、バルセローナほどではないが、

道が「方位に対して若干斜め」になっているので、方向が定めがたい。

ドゥオーモを見てから、北へ向かう。

dalla "Pianta turistica della città di MESSINA";
Azienda Autonoma Provinciale per l'Iincremento Turistico Messina
海岸の道は、日差しが強烈だ。建物を日除けにしようと、一本西側の道を歩く。

内側の道を歩いたことが幸いして、

この前(パレルモ)と同じような肉や兼ワイン屋(サルミエーレ)を見つけた。

「本物のヴィーノがほしい、シチーリア産のものを」というと、

そこのジイさん、何種類かを、台の上に並べた。

そのうちの20ユーロぐらいのをもらおうとすると、

22ユーロの方を指して「こちらの方が絶対によい」

言われるままにする。

レジにいたおかみさん、明日のお祭りのことをしきりに話す。

自分も何とかの役で出るという。

メッシーナのフェラゴスト(8/15 の祝祭: マリーアの被昇天)は

かなり有名なもののようだが、

残念ながら、明日はナーポリ行き。

しばし歩いてから、土地のオバさんに博物館までの道を聞く。

距離があと2kmもあるとのこと。

これは予想外。行くのはやめにした。

ちょうど海辺に公園が見える。そこでひと休み。


昨日のスーパーへ行ったら、今日は12時まで。もう閉まっていた。

ほかの人もみな引き返している。

ホテルへ戻る。

フロントのおネエちゃん

「町の散策には自転車がよい。ここにレンタルのがある」

「たくさん歩いてきた。ノン・メルシ。われわれは疲れた」

エレベータに乗る。扉が閉まると、どういうわけか真っ暗。

さいわい、閉まる前に、部屋の階のボタンを押していた。

部屋に入り、シャワーを浴びようとすると、タオルが置いてない。

掃除のオバさんを見つけ、そのことを告げると、

「少しあとに持ってゆきます」

20分ほど待つ。しかし、持ってくる気配がない。

下に降りて、さっきのフロントに

「きれいなタオルを二人分ほしい。シャワーを浴びたい」

「承知しました。部屋の番号は?」 ― 「○○」

それでも、さらに15分も経ったのに、いまだ持ってこない。

「いったいいつまで待たなければならないのか」と苦情を言おうと思い、

靴を履こうとしていると、ノックの音。

開けると、先ほどの掃除の係りがタオルの束を持って立っていた。

「電気がどうのこうので、洗濯機が動かなかった。

遅れて、たいへん申し訳ありません」と何度もあやまる。

そういえば、エレベータの電気が消えていたのも、そのせいか。

理由があったのでは仕方がない。

タオルは急いで乾かしてきたのか、ぽかぽか暖かい。
< 前のページ