'10年・シチリアとプ−リアへの旅 >>
06-1.<< 8/7(土)カターニア散策 >>
今回の旅では、これまで品数が貧弱だったが、

ここの朝の食事は、ハム、ソーセージ、薄切りのチーズ、オムレツなど、

いちおうは揃っている。

ただし、コーヒィだけ、これは肝心なのだが、残念ながら、並み以下。

9時に、いちどホテルを出て、パン屋、小型スーパー、駅の軽食堂、と廻り、

食料とビールを仕入れる。

それらをホテルに置いて、改めて外出する。

ホテルでもらった地図を頼りに、

南の公園(ピアッツァ・デイ・マルティーリ)まで下り、

それからヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを西へ向かう。

テアートロ・ベリーニにちょっと立ち寄り、ドゥオーモ広場へ。

ワイン屋があった。

今日は、シチーリア産の赤を買い求める。

城の方へ下ろうと思ったが、市が立っていて、大勢の買い物客でごった返している。

ここを通り抜けるのは難しそう。

城へゆくの取り止めにして、クロチーフェリ通りを北へ向かう。

この通りの雰囲気は、落着きがあり、なかなかよろしい。

格調高い町の感じがする。

きのうは早まってけなした。訂正する。

途中から一本左手の道に上がって、道なりに行けば、ベッリーニ公園のはずだが、

いささか勝手が違って、わからない。
土地のオジさんが

いたので

聞くと、

この先の門は

閉じているから

「右手(東への坂)を

下って、ついで左へ」

と言う。

下に降りてから

もう一度

お年寄りに聞く。

斜めの道を指して

citavo la pianta della città: "citymap / catania a cinque sensi"; www.ctmap.it
「上へ行けばそこに入り口がある」

ふたたび元の道の延長の方へ上がる。

が、やはり、先に言われたとおり、そこの門は閉じていた。

またもや東へ降り、大きく左回りに迂回して、ようやく入り口が見つかった。

ところが、これほど苦労して辿り着いたのに、入ってみると、

公園の大部分が、板塀で覆われて、立ち入り禁止になっていた。

大きな改修工事のさなかのようで、

わずか、この東側のほんの一部分だけが解放されていた。

ともかくベンチでひと休み。ビールとアランチーノで昼食。

あとは、地図を頼りに、南、東(途中にマーケット)なお南、東と曲がりながら、

裏手からホテルへ至る路地にぴたりと出た。

もらった地図はじつに役に立った。

小さな道も省略せずに、こと細かに通り名が記してあるのがよい。

日本のガイドブックの地図は大まかだ。

裏手からの道は、周りの建物が荒れていた。空室、閉じたシャッター、崩れた壁、

そしてわれわれの投宿したホテルだけが、外見はまわりと似たものだが、

内部はまともでしっかりしている。
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