'09年・スペインに憑かれて >>
17-1.<< 8/19(水)バルセローナ(ゴシック地区、ついでモデルニスモ) >>
昨夜の10時ごろ、隣の部屋で、若い女の、間断なく泣きわめく声、

そしてそれをなだめる男の押し殺したような声、それが延々と続く。

夜半すぎに、やっと静かになる。

午前5時過ぎ、またもや、叫び声が2度、3度。

寝ていられない。だいいち、もうわれわれには、起きる時間だ。

早起きのわれわれには、ここの朝食が7時からというのが、ありがたい。

ハモンがおいしく、またもや山ほど食べる。

日本だとカツオのタタキを平らげる感じ。コーヒィだけがまずい。あとはよい。
〜〜〜〜
きょうはゴーティク(ゴシック)地区の散策。ビア・ライエターナ(通り)を下ることにする。

まもなく、斜め右前方、小路の奥に塔が見えたので、その小路に入る。

バルセローナのカテドラールだった。やはり大きい。

右から回ると、広場に出た。目の前は市庁舎、と思ったのだが、守衛のおじさんに確認する。

その向い(手前の)建物はカタルーニャ(州)の庁舎とのこと。
いったんビア・ライエターナに戻るが、

こんどは、斜め左への小路に入る。

小路の先のサンタ・マリア・デル・マリ教会を

眺めてから、右折し、

文字通りの小路、ないし横町のような、

細い道を南西の方向へ。

ビア・ライエターナを横切り、

ふたたび小路に入る。

The map above: from
BARCELONA CITY MAP 2009/2010
旧市街はやはり趣きがある。ただ、この大通りの右と左とで雰囲気が多少異なる。

右手の住まいは比較的整然としていたが、左は比べれば雑然としてる。

コロンブスの塔の立つポルタル・デ・ラ・パオ広場に出る。塔の南東側はバルセローナ港。

木製の桟橋(幅は広い)を渡り、先端のベンチで、海を眺めながら、ひと休み。

左手(北東)にマレマグナムとかいう大型ショッピングセンターがある。

トイレを利用がてら覗いてみた。

連れ合いは、たまたま気に入った革(ラム)のバッグを見つけ、購入する。

そろそろ戻ろうと、ラ・ランブラを北上する(正確には北北西へ)。

ジョセップ市場などに立ち寄って、今日の食糧を仕入れ、

ホテルの部屋に入ると、いかんせん、掃除がまだ済んでいない。

身を軽くして、再度、出歩かざるをえない。

でも、けがの功名、もういちど歩かされたお陰で、

モデルニスモ(モダニズム)の建築群をじゅうぶんに鑑賞することができた。
テクテク歩いて、

カサ・カルベトから始まり、

カサ・リェオ・モレラ、カサ・アマトリェル、

カサ・バトリョ、アントーニ・タピエス美術館、

カサ・ミラ、

さらに上って、カサ・コマラット、

カサ・レス・プンセス(集合住宅)、

from: BARCELONA CITY MAP 2009/2010
そしてカサ・マカヤのところまで。ここから、かのサグラダがかなたに見える。

気温は345度ある。喉はカラカラ。

家内がミネラルウォータのボトルを持って来たので、それで口をゆすぎゆすぎ、

ここまで歩き続けたが、もう、このあたりが限界だ。戻ることにする。

今日は、ゆうに10キロ以上は歩いた。

ホテルの掃除は済んでいた。バスに湯をたっぷり張り、足の疲れをほぐす。

炎天下を歩きまわったので、ビールの味が格別。
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