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08-1.<< 8/10(月)バスク鉄道で、セバスティアンからビルバオ >>(1)
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朝から霧雨。低めの気温が続いている。外気は17度。
雨ガッパを被って、宿を出発。
Eusko tren の駅へ。「エウスコ」は、雑な判断だが、「バスク(の)」の意なのだろう。
きのう教えられた48分発に乗るつもりだったが、窓口で聞くと(今日の駅員は年輩のひと)、
「間に合うから17分発のに乗れ」こちらが「48分発の電車に乗りたい」旨を言っても、
「17分発の方がよい、乗り換えはない。ディレクトだ。3番線」
「モニターの表示には、17分発は semi-direkt とあるが?」―「問題ない」
そうまで言われれば、従うほかはない。むこうは本職だ。
ホームを少し歩き、一番前の車輛に腰を降ろした。
ひょいと思い付いて、外から、運転席の横の窓をノックした。運転士が顔を出したので、
「この電車は、ビルバオ・アチューリ駅行きか」を確かめた。
そしてきのうもらった小冊子の時刻表を見せて、「到着時間はどうなのか」と聞くと、
それをちらって見てから「中へまわってくれ」と言う。
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車内に入ると、
運転席の後ろのドアを開けて出てきて、
時刻表(運行表)の裏に示してある時刻11.45を示し
(この電車の運行は、表から裏まで、
しかも行はズレて、続いていた)
「この時間に到着する」と言う。
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Eusuko Tren の時刻表の表紙
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「それでは、出発してから2時間半だ。時間がかかり過ぎる」その意を何とか伝えると、
手で、蛇行してゆく仕草をし、「それだから時間がかかる」とのことのようだ。その通りだった。
でもぜんぜん退屈はしなかった。ビルバオまで二人で13ユーロ。
電車は、うっそうとした山中、あるいは町なかの建物のあいだを、くねりながら走った。 |
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〜〜〜〜
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今日の宿は、アチューリ駅から北の方向、ざっと700メートル。
まず川沿いに西へ歩き、いま修復中のメルカート(市場)を過ぎたところで、
北へ向かう小路に入る。
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このコースは、あらかじめ
航空写真で見当をつけていた。
イメージ通りに、
教会脇の広場の脇を通り、
さらに北へと向かう。
目指すホテルはほどなく見つかる。
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Die Luftaufnahme oben:
aus "Baedekers Reisefüher", Spanien; 1992
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フロントはごったがえしていた。
だいぶ待たされたあげく、「部屋の用意がまだできてない」と言う。
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(To be continued)
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