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00-1.<< 今回の旅行に備えて >>(1)
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昨年、バスク地方を見てみたいと思いながら、なかなか予定が立たなかった。
鉄道の連絡があまりよくない。距離のわりに日数がかかる。
どうもむずかしそうなので、断念して、ベネルックスを回ってきた。
ことしは、春に定年退職をした。無罪放免。
住まいも、群馬県M市から宮城県S市に移り、大いにひまができた。
畑仕事のかたわら、存分に予定が立てられる。
とはいっても、2、3週間がいいところ、そのあたりが旅の持続のほぼ限界。
スペインの北の方(ナバラやバスク)を巡るコースを、じっくり探ってみた。
「バルセローナから、サラゴサ、北上して、パンプローナ、
バスク地方に入り、ビルバオ、ブルゴス、南に下って、サラマンカ、
ついで、マドリッドを中継点にして、バルセローナに戻る」というようなルートなら、
何とか可能に思えた。
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The route map above: from "Thomas Cook EUROPEAN RAIL TIMETABLE", September 2008
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毎年、だいたい4月半ばごろには、チケットの注文を出していた。
しかし、ことしは、例の「豚インフルエンザ・ウィルス」の騒ぎになったので、
少し収まるまでと思い、様子を見ていた。
が、いつまでもは延ばせない。いつも格安のチケットを希望しているので、
あまり遅らすと、手に入りにくい。
5月の末ごろ(5/27)に注文を出し、6月の初めには手に入った。
ルフトハンザの便で、フランクフルト乗り換えでバルセローナ行き、
帰りの便はミュンヒェンで乗り換え。ひとり198.000円。
購入をしてから、インターネットでルフトハンザにアクセスして、あれこれ調べた。
すると、日にちを2、3日ずらすだけで、「同じコースが、157,000円で手に入る」のがわかった。
今や、日にちの選択なぞ自由自在の身なのだから、この次はよく算段し、経済的にやろう。
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〜〜〜〜
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6月も半ばになった。これがなかなか面倒なのだが、
もうそろそろホテルの手配をしなければならない。
改めて、トーマスクックの時刻表を参考に、行動の予定を調べ直してみた。
列車などでの移動時間を3時間以内にしようとすると、中継地点をふたつほど増やす必要が生じた。
それで、サン・セバスティアンとバヤドリッドにも泊まることにした。
その結果、ホテルは合計9箇所になった。
宿泊も、いまや、インターネットで、「ホテル予約のサイト」を利用すれば、
日本語だけでも、簡単に予約が済んでしまう。
しかし、値段の交渉ができないところが、欠点 (?) である。
値段の交渉といえば、最近はフォームに入力させるところが増えてきた。これも交渉ができない。
今回、直接に交渉することが出来たところは、7箇所だった。
他に、フォーム形式がひとつ、予約サイト利用がひとつ、これらを足して9箇所。
9箇所のうち、翌19日までに、6箇所から返事があり、5箇所の予約が取れた。
1箇所から「文字化けで読めない」とあった。
考えて、このような文字化けを避けるには「 pdf ファイル」にすればよいことに気がついた。
それで、そのホテル宛、添付書類として、送ってみた。すると、折り返し、承諾の返事が来た。
ほかに、何の音沙汰もないところが3箇所もある。
念のために、同じく pdf-file にしたものをも送ってみた。
翌20日の朝に確認すると、これが功を奏して、3箇所全部から、承諾の返事が来た。
「pdf ファイルを読み、申し込みを理解した」ということだ。
文字化けが生じた時、代替の伝達手段として、pdf は大いに有効だ。
宿からの回答によると、宿泊料は、概して、朝食代を含め、二人で100ユーロ弱。
リーズナブルな値段である。
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ただし、8月15日(祭日)が絡む宿(サラマンカ)が、
15日は139.1€ と高い。
が、翌16日の宿賃は、わずか58.85€ ゆえ、
均せば、まあ並みの料金。
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上の表: Salamanca の宿賃
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高級避暑地のサン・セバスティアンだけが145€ と、ちょっと高めだった。
「できるだけ、海の見える側の部屋を提供したい」
とあったから、まあ、これぐらいは仕方なかろう。 |
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(à suivre)
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