'08年・ベネルクス回遊 >>
02-1.<< 8/5(火) アムスターダム散歩 >>
ホテルは窓からの眺めは皆無だが、通りに面していないせいか、夜中、もの音ひとつしなかった。

静かなのは結構なこと。

朝は涼しい、20度を割っているようだ(日中には22、3度になった)。

6時に起床、7時に朝食(これがだいたい、毎日のパターン)。レストランの雰囲気がよい。

食事はまず上等の部類。ミューズリィはよい味、コーヒィもよい。


8時過ぎに散策に出発する。

薄手のジャンパーを羽織る。これを着ないと肌寒い。

まず南へ下る。ダム広場からローキン通り、ムント広場。

そこから左(東)に折れて、レンブラント広場へ。
その途中、開け始めた小さなスーパーで

ハムとチーズのサンドと、

度数8.5%のビール(500cc)を買う。

北上し、橋(Halvemaansbrug) を渡り、

老紳士風な人に、この近くにあるはずの

アムステルダム大学の場所を尋ねると、

入り口のところまで案内してくれる。

何気ない風な門なので、

教えられないとわからない。

「中庭まで入ってよい」とのことで、

少し覗かせてもらう。

英独仏語のわかる人だった。

Die Karte oben: aus "Amsterdam", Hallwag AG, Bern, 1988
ついで東の方へ、運河をいくつか越え、レンブラントの家、

また北上し、南教会、ニューマルクト(Nieuwmarkt)、旧教会の脇を通って、

アムステルダム駅前の東手に出る。

駅前の大きめの運河(Openhaven)の手前の大通り(Prins Hendrikkade)を北西へ。

シンゲル運河(Singel) を渡ってから、その運河沿いに南西へ下り始めてまもなく、

屋台(開いたばかり)があり、生のハーリング(ニシン)が目に入った。

試しに、それをピクルスと刻みタマネギといっしょに

小型の長パン(バゲットよりも柔らかめ)に挟んでもらう。
アンネ・フランクの家の前は

たいへんな行列ゆえ、これはパス。

隣の西教会に入り、受付で、

「塔に登りたい」と言うと、

「次は11時から」とのこと、

「あと15分ほど、ガイド付き」

「ガイドは無しでよい」と言ったら、

「ガイド付きでないと登れない」
aus: Baedekers Reiseführer, Benelux;
Karl Baedeker GmbH, Ostfildern-Kemnat bei Stuttgart, 1988
登ってみて、合点した。

上の方は木の階段で、かなり急で、かつ、とても狭い。これでは、単独では到底むりだ。

回廊(野外)からの眺めはすばらしい。説明を聞きつつ一回りする。

下りは、途中まで(3分の2ほど)は、「後ろ向き」でないと降りられない。

ちょうどハシゴを降りるような恰好だ。

北西の方向へ12、3分、ヨルダン地区の、その向こうの公園でお昼にする。

さきほどのハーリングの味が抜群。強いビールも中々よい。

ひと休みをしてから、宿近くの大手のスーパーへ。

今夜の食料と飲み物を仕入れる。「乾燥ソーセージと青リンゴ」とビールは必需品。

(青リンゴは「津軽」に似た味で「Granny Smith」という品種、旅行中いつもこれを購入した)。

かのニシンは置いてなかった。
〜〜〜〜
いちどホテルに持ち物を置き、空身で、ふたたびニシンを求めて、記憶を頼りに、

駅前から同じコースを歩いて、先ほどの屋台を見つけ、購入する。もう残り少なくなっていた。

買っているのは、観光客ではなく、地元民。

ニシンだけ注文し、その場で切ってもらい、タマネギとピクルスを混ぜて食べている人がいた。

ワインは8.9ユーロ、まあ安物のブルゴーニュ系、ボジョレ風というところ、味はそこそこ。
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