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14-1.<< 8/19(日) プラーターとベル・ベデーレ(1) >>
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朝食の品数はとても豊富で、全種類の味見は不可能。
たとえばジュースは5、6種類、チーズは7、8種類、ハムソーセージもそれぐらい。
ここにも酢漬けのニシンがあった。 |
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きょうはオペラ座を過ぎてから、左手、王宮の前の道へ入る。
広場(Micherlerplatz)のところから、連れどもの希望で、北西の道(Kahlmarkt)へ入り、
Demel とかいう菓子屋の場所を確かめめ、
それからグラーベンを通って、シュテファンドームの前に出た。
ドームの内陣の外から(きょうは一般公開をしていない)、日曜礼拝の様子を垣間見る。
司祭の説教や聖歌の独唱など、壮厳な雰囲気で、しばし聞き入った。
10時前、かの店がそろそろ開く、というので、歩いて戻り、
家内は、Sachertorte という名のケーキと、小箱に入った「キャンディみたいなもの」を
買い求める。
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ついで Herrengasse から U3 に乗り、シュテファンスプラッツで U1に乗り換え、
プラーターシュテルンで下車する。
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「方向がわからないが、子連れの親が多いから、
その後に付いてゆけばまちがいない」
と、通りに出ようとした途端、
ザザーと雨が降ってきた。
にわか雨のようなので、雨脚が収まるまで、
少し待って、歩き出す。
さいわい、雨はほどなくすっかり上がる。
かの「観覧車」が見えてきた。
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aus: Stadtplan Wien;
Herausgeber: Wiener Tourismusverband
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乗るつもりで来たのだが、さほどのことではなさそうなので、止めにした。
遊園地内を一めぐりしてみる。
メリィゴーランドかと思ったら、本物の馬が子供を乗せ、
音楽に合わせて、円形の柵の中を、軽く「だく」を踏んでいる。
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調教師が、子供の足をあぶみにきちんとかけ、
腰も左右をベルトでしっかりと締め、
子供が振り落とされないようにしている。
音楽が止むと、その一団(数頭)の馬は
「なお半周」し、いっせいに歩みをとめる。
見ているとなかなか面白い。
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aus: Stadtplan Wien; a.a.O
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馬どもは、お互いにぜんぜん紐では繋がれていないのに、揃って回るところがおかしい。
もちろん、生きた馬ゆえ、造反者(馬)もいた。
回っている馬は数頭で、たいていは老馬のようだが、
なかに一頭、まだ若そうなのが混じっていた。
その若馬が、係(調教師)が子供を乗せようとした途端、急に駆け出してしまい、
いちじ一群の馬の統制が乱れた。その馬はお仕置きに、暫時、柵に縛られた。
のちに解放されたが、もう子供は乗せてもらえなかった。
「空身」のまま、グループに混じって、というか、そのしんがりを、駆けていた。
他の馬は、黙々と駆けるのに、その一頭だけは、あたりに関心があるのか、
外に(横に)顔を向けながら走っている。
こちらが柵のすぐ外のベンチで眺めていたのだ。
と、3、4歳の女の子を連れたおばあさんが(その子はさきほど馬に乗っていた)
ツツーと寄ってきて、わが娘に向かって、
「ヴァーゲン・ズィー!. . . ヴァーゲン・ズィー! 」と繰り返す。
「何を言おうとしているのかな??」と怪訝だったが、少し間をおいて、
「(勇気を出して)やってみなさいよ!(Wagen Sie ! )」という意味だと気がついた。
そうか、うちの娘は小柄だし、
(ズィーと敬称を使っているから)子供と思ったわけではないにしても、
中高校生ぐらいに見えたのであろう。 |
(Fortsetzung folgt.)
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