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11-2.<< 8/16(木) ザルツブルク(2)・城塞そして店屋 >>
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(Fortsetzung )
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ケーブルカーには長い列。その脇の急な坂を登ることにする。
あがってみると、上は変哲もない。
ちょっとした広場になっていて、レストランがひしめいている。
城内へ入り口には、またもや長い列。
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長々と待って入るほどの気力はないので、
ほとんど立ち止まることなく、
ケーブルの乗り場へ向かう。
ただ途中いちど、ブルクの格子から
市街地(北の方向)の写真を
一枚だけ撮った。
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aus: Baedekers Stadtführer, Salzburg; 1988
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降りる方の「ハコ」はぜんぜん混んでいない。「いっぺん待ち」で、すぐ乗れた。
ワイン屋に立ち寄る。
オーストリア・ワインの赤の上等のものがほしい、というと、
20ユーロ前後のものを3本出して、講釈を言う。詳しいことは理解できない。
まるで適当だが、まん中の値段のものを一本もらう。
宿で飲んだら、とてもうまかった。
連れが、有名な(だそうだ)「モーツァルト・クーゲル」とやらを買いたいというので、
老舗の店に入る。色々な種類のマルチパンが並べてある。
店のおばさんに、数種類が「パック詰め」になっているものをひとつ求め、
「味を試してみたい、気に入ったら、また来る」と言うと、
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「そのパックは贈り物用だから、
バラで買う方がよい」
「それでは、全部の種類をひとつづくれ」
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掻き集めて、紙の小袋に入れてくれた。
「10ユーロでいい」と言う。まけてくれたようだ。 |
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ホテル近くのスーパーの入り口で、
(硬貨を入ると外れる)ワゴンの、鎖は外れたが、本体が外れない。
他のワゴンと絡んでいるようだ。
ダンボールの小箱を数個を抱えて運んでいた小柄なオネエチャンに
「マドモワゼル、手伝ってくれないか、ワゴンが外れない」と言うと、
彼女は身が軽い、飛び上がるようにして両足を本体にかけ、
のけぞるようにして踏ん張ったが、ワゴンはびくともしない。
「すみません、できない」
従業員かと思って頼んだのだが、レジに並んでいた若者たちのグループのひとりで、
このスーパーに買い物に来た「客」だった。
それで、もういちど店内をみると、レジの近くの場所で何か仕事をしている店員がいた。
ワゴンのことを言うと、ひとこと「壊れている」
「他のワゴンはどこにあるのか」
「ちょっと待ってくれ」と、店の奥の方へ消えた。
だいぶ経ってから、やっと戻って来た。
「使い終わったら、裏の店へ返しておいてください」
ここは「Billa」だが、持ってきたのは「Spar」のワゴンだった。
ビールとピクルスの詰め合わせ、例によってモツァレッラ、それから
ヴィーナーシュニッツェル、と思ったが、じつはヒューナー(チキン)シュニッツェルだった。
だが、ここオーストリアでは、なになにシュニッツェルとあれば、どれも味はいい。
それと、ヴルストのぐるぐる巻き(蚊取り線香のように)にしたものを買う。 |
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フロントの細身のオバサンが愛想よく出迎えてくれる。
大男の方は、ぜんぜん悪い人ではないが、早口でしゃべりまわり、せっかち。
ヴァインは別にすると、他の食料品の代金は、量は結構なものだが、たった €10 。
それらをホテルのテーブルに並べると、豪華な夕食。
今回の旅では、概して、部屋にまともな食卓が付いていて、重宝している。 |
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