'07年・オーストリア縦断
11-1.<< 8/16(木)  ザルツブルク(1)・モーツァルトの家 >>
天気予報では、「とてもよい天気、暑くなる」

朝食は、インスブルックのホテルに比して、ヴァリエィションと量に欠けるが、まあまずまず。
コーヒィがうまいのはよい。

コーヒィの味の善し悪しは、けっこう大事だ。

フロントで、ザルツブルクカード(48時間)を購入する。
〜〜〜〜
昨日の道を歩いて、旧市街地へ。

途中、マルチパン(Marzipan)の店、皮製品屋、ワイン屋などに、目を付けながら、

モーツァルトの生家へ。

9時を少し回ったところで、開館して間もない時間のせいか、空いている。

まず、モーツァルトの居間、何の気もなしにデジカメのシャッターを切ったら、咎められた。

フラッシュを焚かなくてもダメとのこと。

撮った写真を消せ、と言われなかったのは、さいわい。貴重な一枚になった。

生家を出るころには、ドカドカと団体が入ってきた。
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こんどは、モーツァルト一家が転居したという、川向うの「モーツァルトの住居」へ向かう。

もうザルツブルクの中心の大まかな建物の配置は、わかったつもりだったが、

いかんせん、まだわかっていなかった。
地図を見ながら、見当を付けて歩いたのに、

方向違いのようで、見つからない。

手近な店のひとに、声をかけて、聞くと、

「あのグレーの車の後をを左へ折れ、ついで

すぐ右へ、するとブリュストルというホテルが

見える、その向かい、歩いて3分」と教えられる。

何だ、まるで道を間違えていた。

教えられた通りに行くと、

じきに「モーツァルトの住居」が見つかる。
aus: Baedekers Stadtführer, Salzburg;
Karl Baedeker Verlag, 1988
ただ、なんと言うか、このすまいの中は、「生活のにおい」、を感じさせない。

ここでよかったのは(母親と、そして父親が死ぬ時までの)モーツァルトの生活を紹介した映画。

モーツァルトの曲をバックに流れているが、音響装置もよく、これは、なかなか良かった。

「住居」を出たら、雲行きが怪しい。

が、まだ降ってはいない。目の前がちょっとした広場になっていて、ベンチもある。

落ち着いた場所ゆえ、ともかく、お昼にする。
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お天気しだいで行く場所を決めようと思ったが、さいわい少し明るくなってきた。

城へ登ることにする。

城へ登る前、塩屋に入る。狭い間口の両側いっぱいに種々の塩の包みを並べている。

店の奥にいたおネエさんに、「料理用の塩がほしいのだが」と言うと、
(こちらを向かって)左はBad(湯舟)用、

右が Kochen(料理)用、と言って、

湯舟用の塩の匂いを嗅がせる。

たしかにこれは、匂いがきつめで、食用にはむかない。

料理用の塩を手のひらに少し載せてくれる。

嘗めてみると、いい味がする。なるほど。

家内と娘は、あれこれ選んで、食用のものを、何種類か、購入する。

荒い編み目の袋に入れてくれた。
(Fortsetzung folgt.)
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