'07年・オーストリア縦断
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(Fortsetzung)
宮殿内を1時間ほど見学して、ふたたび U4 で「ミッテ」まで乗り、

そこから S7Sバーン7号線)に乗る。

ただこの S7 30分に1本という線なので、電車が来るまで、ホームで15分ほど待った。

ともかく S7 で「ザンクト・マルクス」下車。他にはだれも降りない。

辺りは閑散としている。だから本数が少ないのか。すれ違うひとも少ない。

そのたまさに会うひと毎に、道を聞きながら、こじんまりとした墓地に着いた。

入口の門の中、右手で水をまいていたオバサンに、目当ての「モーツアルトの墓」の位置を聞く。

墓地の一番奥、左に少し入ったところに、白い石膏のような柱が見えた。
〜〜〜〜
帰りは、S7 の駅までは少し歩かなければならないし、本数が少ないので、

バスに乗ってみることにした。

バスは2台いたのだが、後続のバスの運チャンに聞くと、

前に止まっているバスは「なんとかトーア行きで、ミッテも通る」という。

それで前のバスに乗り、辺りの建物などを注意して見ていたのだが、

たちまちどこを走っているのか分からなくなってしまった。

だいいち「何々ガッセ(小路、通り)、何々ガッセ」とかばかり、ボゾボソ言っている。

そんな細かい「通り名」はこちらには皆目わからない。

そのうち何か公共の出入り口らしきところの前に停まるが、

また走り出してから、ちょっと気になり、脇の席のおばあさんに聞いてみた。

そうしたら、なんと、いま過ぎたバス停が「ミッテ」とのこと。

(この駅の外観は何気なくて、目立たない)
急遽、

次の停留所で降りる気になった。

と、ドアに挟まれた。

うしろで娘が

ボタンを押してくれたので、

事なきを得た。

先きほどのおばあさんも降りていた。

それで「今のこの場所はどこか」

を聞くと、

おばあさんは、それには構わず

「要するに、

あなたはどこへ行きたいのか」


aus: VERKEHRSLINIENPLAN WIEN 2006/07,
Freytag - Berndt u. Artharia, Wien
St. Marx
から Stubentor までのバスの路線は < 74A >
だったようだ(参照、中央右・黄色の
それで地図を出して、方便で「少し散歩をしてみたいのだが、この今いる場所は地図ではどこでしょう」

そしたら、何と「シュトゥーベントーア(Stubentor)」だった。

乗る前に運ちゃんに教えられた「何とかトーア」はこれだった。

ミッテよりも、この場所の方が好都合だった。目のまん前に U(地下鉄)の標識がある。

U3 に乗るべく、地下深く、階段を延々と下る。

途中で気が付いたが、エレベーターを利用すればよかった。3台も備えてあった。

ひと駅でシュテファンスプラッツ、U1 に乗り換え、またひと駅でカルスプラッツに着く。
〜〜〜〜
おととい買ったサラミはあまりにもカチカチで、食卓ナイフでは歯が立たなかった。

それできのうは、別の、乾燥させていない普通のソーセージにしたのだが、

今日ぶらさがっていた乾燥サラミを、試しに指で押してたら、柔らかい。

賞味期限を見たら、だいぶ先の、9月7日になっている。

要するに、昨日か一昨日までのは、日にちが経ったので、いっそう乾燥して、固まってしまった、

ということ。

固くても、ものが悪いわけでは全然ないのだが、

こちとらは、よく切れるナイフや包丁は持ち合わせていないので、柔らかい方がよい。


このホテルの部屋数は35だった。

我々の部屋は、この最後の番号「35番」の「続き部屋」(suite)。
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