'04年・フランス漫歩の巻
12.カルカッソンヌ往復
朝食は、このトゥルーズのホテルも7時から10時。

だいたいのところがそうだった。

ここのホテルは全部で31室。われわれの部屋は32号室。

朝食の帰りに確かめてみたら、12号室の次は14号室になっていた。

これが普通かな?

カルカッソンヌ方面へ行く8時10分発の列車は、6番線。

駅員ふたりに、間違いなくカルカッソンヌへ行く列車かどうか、を聞いた。

確認のためが半分、あとの半分はフランス語の練習だ。

乗った列車は、土日、祭日の運行で、

カルカッソンヌ、ナルボンヌ経由のセルベール (Cerbère) 行となっていた。

どうも、スペインとの国境(南の海岸)辺りまで行く列車、のようだ。

8人用の車室に3人だけなので、快適である。

ワインの畑の合間にひまわりの畑が見える。

カルカッソンヌの駅前の案内所で、市内地図をもらい、

通りをずっと南下し、カゼルネ(兵舎)前の広場を左(東)へゆくと、
ポン・ヴュ(旧橋)の手前に出、もう城壁が見えてきた。

堂々たるものだ。

橋を渡り、右回りに歩く。

道をそのままゆくと入口に出るようだが、

右上の土手へ登る細い道が見えるので、上がってみる。

土手の上の小道は入口まで通じていた。

城内(シテ)は、細い石畳みの道の両側に、小店が立ち並び、

他に、レストラン、ホテルがある。
〜〜〜〜
トゥルーズへ戻る列車の発車まで20分ほどあり、ホームで休む。

隣りの番線に(アルルの近くの)Tarascon 行の2輛編成の ter が停まっている。
〜〜〜〜
トゥルーズの街中の店はすべて、軽食レストランを除き、閉まっている。

今日は日曜日だし、

しかもル・カーンズート(8月15日、聖母マリーア被昇天の祝日)のため、もあろうか。

やっと、何とかかんとか、ソンドイッチ2本と、缶ビールを買い求める。

通りの電光掲示の温度計が32℃を示していたが、

空気が乾いているようで、さほど暑いとは思えない。
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