'14年・北フランス行メモ >>
21-1.<< 08/19(火)カン(コン)些細なトラブル >>
(予報17℃ 曇り)じっさいは18℃、晴、午後にわか雨

5時起き、7時に朝食。ここのバゲットは良、チーズも良。おいしく食べた。

テレビが見られないことを告げると、「脇のボタンを押してくれ」と言われたと思ったが、

勘違いで「上のボタン」だった。


9時半に外出。サン・ジョン通り(Rue Saint Jean)を北北西へ。

観光案内所に入り、大きな地図をもらう。これは見やすい。

シャトー(Château Ducal)に入り、城壁(南側)に登る。広大な城だ。見晴らしがなかなか良し。

北側の壁にも登る。こちら崩れを補強し、木製の階段や、鉄製の通路が設けてある。

南北両方の壁へ登り降りしたら、小一時間かかった。

シャトーを出て、サン・ピエール通り(Rue Saint-Pierre)を西へ(西北西)。

途中にちょっとした広場 (Place Malherbe)、その先はエキュイェール通り(Rue Ecuyère)

フォンテット広場(Place Fontette)の向うに男子修道院が見え、

附属のサンテティエンヌ教会 (Abbatiale Sant-Etienne)が右手に聳えている。

左側の奥には市庁舎、教会の右手前に裁判所がある。


de Plan de ville
Caen, OFFICE DE TOURISME NORMANDIE

来たのと同じ道を戻って、さらにサン・ピエールを右巻きにして、北側の道を通り、

シャノワンヌ通り(Rue des Chanoines)に出て、その余り広くない静かな通りをしばしゆくと、

ちょっとした広場(Place Reine Mathilde)に面して、女子修道院が(ひっそりと)建っていた。

こちらは男子修道院よりはだいぶ簡素な感じがする。これで今日の歩きはおしまい。



サン・ジョン通りを南へ少し下り、左折して、ベルニエール通り(Rue de Bernière)を西へ。

二つ目の大きな角の右手前に目当てのMonoporix

チーズ売場の小母さんにちょっとだけ交渉はしてみたが、やはり50gずつ何種類かを買うのは無理なようで、

あきらめ、きのうと同じくチーズ・アラカルトにする。

ついで、となりのシャクティエへ。昨日と同じひとが売場にいた。

調理済みのブタのバラ肉を2枚(1センチ厚)とテリーヌをもらう。

「あしたは出発ですね」と声をかけてくれる。礼を言い売場を去る。






ホテルに戻って、部屋に入る。

家内がとつぜん「袋がない!」と叫ぶ「机の上に置いていたのに!」

(小生は)少し躊躇したが(どう話を切り出すべきか)、意を決して交渉へ。

下のフロントは暗く、無人。脇の(奥に通じる)ドアをノックする。

2、3度くり返したら、おばさんが出てきた。

「家内がビニールの袋を部屋のテーブルの上に置いておいた。

リンゴ、菓子、コップが中に入っている。」

おばさんは奥に戻り、ガサゴソと(音がして)捜していたようだが、1、2分で出て来る。

かのビニ袋を手にしていた。「これか?」

―「そう、そのSNCFの箱 !!(TGVでもらったもの、これも入っていた)」と言うと、

合点した風で、袋を返してよこした。

「部屋で飲み食いしてはいけない。こちらのホール(食堂)で食べてください」

「われわれはワインのボトルを持っている、それもダメか?」

―「ワインはよい」。何を言っているのか、いったい(そう口には出さなかったが)。

ともかく袋があって、よかった。とっくにゴミとして処理されてしまったとばかり思っていた

(降りてくるときは、いったいどの程度までの弁償をしてくれるものだろうか?などと考えていた)。

出てきたのは幸いだ。

部屋に戻り、シャワーを浴び、ひと休みしてから食事。

外はどしゃ降り、いい時間に帰った。

豚バラは最高の味。大いに飲み喰いをして大満足(部屋での食事云々なぞ、ふざけるな!)

ワインも渋くて濃い。こういう味も良し。
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