|
日中21℃、晴れ曇り
7時15分に朝食。このホテルは家族経営、オバさんがフロント、食事の世話、掃除までしていた。
8:40 に支払いをし、そのときに「ケナボー(サヨナラ)と言ってもよいか。この言い方は一般的か?」
と「フィニステール(Finistère:西端の県)でだけ」とのこと。
今では、ブルゴーニュ全般で用いられている表現というわけではなさそうだ。
09:06のTER(52855)は定刻。1等の席は、ほぼ個室、快適そのもの。これなら3時間でも苦にならない。
車内に煖房が入った。コン(カン)近くになると、晴れてきて、気温も上昇。こんどは冷房になった。
コン着。外は風が少し冷たい。
きょう泊まるホテルは駅の北北西、歩きで15分かかった。荷を預け、すぐ駅へ引き返す。
13:00のTER(52215)でバイユーへ。ほんの16分。
バイユーの駅前はただ広いだけで、殺風景。
クレメ-ル通り(Rue de Crémel)を北へ。
バイユーのタピスリ-
(タピストリーTapisserie de Bayeux)
とかがあるという館、
そしてカテドラ-ル、と見歩いた。
けちを付けて何だが、石畳みは手直しした疑似のもの、
カテドラ-ルの中にも観光向けのあれこれが目立ち、
荘厳な雰囲気をまるで感じさせない。
ラルシェ通り(Rue Larcher)を北へ向かう。
サン・ジャン通りへの角を曲がると、
すぐ左手にインフォがあったが、
|
des Google Maps
|
なかに入ってみるも、どこかの国の若者を引き連れたガイド(男)が、
窓口のおネエちゃんと何かの交渉を延々と続けている。
しびれを切らし、「マドモワゼル、地図をいただきたい!」と声をかけてみたが、
チラとこちらを見ただけで、知らんぷり。ダメだ。
並ぶのは止めにして、帰ることにする(他の何人かも帰った)。見るべきものがない町だった。
もと来た道を歩き、駅に着くと(14時20分)、ちょうど14:25発のTER(52626)があり、それに乗って帰る。
コン(カン)のMonoprixへ行く。大きい。
ワインとビール、それとピクルス。ビールはクローネンブール。
ワインはコットデュローヌ(Côte-du-Rhône)。
シャクティエ(惣菜屋)があり、そこの係のオバさんに聞いて、
ブタの肩肉を焼いたものを(1枚)切ってもらう。
テリーヌも教えられ「こっちが上等」というものを購入。
「あしたも来るよ」と言うと「町はもう見たのか?」―
「明日だ、あさってはル-オン(ルーアン)へ向かう」
などと、たどたどしく会話を交わす。
次は、フロマジェ(チーズ売場)へ。
チーズ・アラカルト(4種入り)を見つける
(カンタル、サンネクテール、フルムドンベール、シェーブルフレ:
Cantal, Saint Nectaire, Fourme d'Ambert, chèbre frais) 。
|
|
|
|
ホテルへ。鍵は持ち歩き、暗証ボタンで玄関の出入りというのは楽だ。
夫婦二人が、交代でフロントをしている。食事の世話と掃除は奥さんが係。時間外は無人。
なお、今回、このホテルだけだが、宿料を日本にいるときにすでにカードから引き落とされていた。
「朝食は別」と言うので、2人×2日分を払う (28€) 。
肉のニ種類、どちらもうまい。パックのものとは段違いだ。
チーズも実によい味で、これはまさに「本物」の感。きのうのものよりも遥かによい。
ワイン、きのう買った「アルザスの赤」を(2日で)空けてしまった。捨てがたい味だ、また買おう。
|