'14年・北フランス行メモ >>
16-1.<< 08/15(金)ナント(ノント) >>
(予報22℃ 曇り晴れ)2324℃、晴れ

今日はカンズート(le Quinze-Août)で祭日。

が、ここの朝食は、土日祭日関係なく、6時半(毎日)とのこと。めずらしい。

いつもの簡素な食事。味がよいので文句なし。エメンタールがうまかった。

食後、ゆっくり休んで、9時過ぎに外出。

いったん駅(北口)へ向かう。駅舎内の通路を横切り、向こう側の南口を出る。

カナル(運河)を迂回し、リュ・ユニーク塔(le Lieu Unique)の脇から南へ 向かおうと

(そちらの方向にあるCarrefour Cityへ行くつもりだった)、地図を拡げて眺めていたら、

道を挟んで向こうの跨線橋の階段を上っていた夫婦子連れの、夫の方が急いで降りて来て

(地図に夢中になっていたので、そのことを小生は気がつかないでいた、家内に教えられた)、

道路をこちらに渡り、心配そうに、どこへ行きたいのかを聞いてくる。

またもや、老人が迷っているように見えたのだろう

(なにしろ、ナントの町巡りにはまるで反対の方向へ向かおうとしているのだから)。

礼を言って、何も問題はないことを伝える。


de PLAN TOURISTIQUE DE NANTES









少し経ってから、振り返ると、かの跨線橋への階段を登っているところだった。

「ボンジョルネー」と声を掛けたら、家族みんなで手を振って応えてくれた。

今回、フランスの町をぶらついて、すでに2週間、押し売りではなく、心から気を配ってくれるひとに、よく出くわす。


ここのCarrefour、日曜も9:00-13:00は開いていることを予め調べておいたのだが、「きょう8/15は閉店」の貼り紙。

町へ戻り、シャトーへ。特に何もないが広くてがっしりした砦の感。

ついで、カテドラールへ。入ってみると、ミサ中だったので、静かに退出する。

ヴェルダン通り(Rue de Verdun)を少しゆくと、ストラスブール通りと交差する角の手前に、

パンと菓子を扱っている店があった。店員にいつまで開いているのかを聞くと、一日中の由。

あとで立ち寄る旨を言い、ふたたびブラブラと歩く。

と、路上に緑の細いラインが引いてある。

手もとの地図の緑のラインがそれと気がついたので、この線を利用して、ときには近道をし、

サン・ニコラ教会(ûglise San Nicolas)、ロワヤル広場(Place Royale)へ。

三層構造のパッサージュ・ポムレ(Passage Pommeraye)は工事中。

オペラ・グラスラン(Opéla Graslin)、自然歴史博物館(Musûm d'Histoire Naturelle)と回って、

ジョン広場(Place Jean)のところから南へ。

ロワール川(La Loire)を眺め、橋の上から写真を撮り、これで今日の歩きはおしまい。


近道をして、かの菓子店へ戻ると、行列をしている。

並んで順番を待ち、ニュー・ソンドイッチ(シャケの薫製、チーズ、カマボコ状の何かをナンのようなもので挟んだもの)、

それとラズベリーのタルト。


ホテルで食事。きのうのチーズだが、問題ない。おいしい。冷蔵庫がなくとも翌日までは大丈夫のようだ。

ワイン、前回のは酸味が持ち味だったが、こんど開けたアンジェのものは渋味が特徴、どちらも良。

タルトもうまい。サンドイッチはまあ並み。

ともかくナントはなかなかの町だった。また今日はいい按配の気候で、気持ちのよい散策ができた。
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