'14年・北フランス行メモ >>
07-1.<< 08/06(水)メッス→ストラスブール←→コルマール(駅のスリ) >>
日中25℃、晴れ

このホテルの朝食、きょうは2回目、少し馴れて、選び方もよくなったら、そうまずくはない(昨日は貶したが)。

フロマージュもあった。

08:31TER(30303)でストラスブールへ。10時過ぎには駅前広場に面したホテルに入る。

部屋はまだゆえ、荷を預け、コルマールへ向かう(10:51TER 96217)


コルマールの駅舎を出て、レプブリ-ク大通り(Avenue de la République)を北へ向かうが、

この通りは変哲もない通り。交通量も多い。

煩わしいので、途中から公園(Place du Champs de Mars 練兵場広場)を斜めに横切り、旧市街の小道へ適当に入る。

ベルト通り(Rue Berthe)と商人通り(Rue des Marchands)との角のあたりの眺めはよい。

アルザス風(あるいはドイツ風の)木骨組みの家が並んでいる。

さきほど、子連れのオバサンに

スーパー(Monoprix)の場所を

聞いておいた。

が、「この先を右に曲がって、

それから左に、また左に曲がって、

右へ云々」とややこしい。

ドメニカン広場

(Place des Dominicains)

もうひとりのオバサンに聞いたら

「すぐそこ」とのこと。

場所がわかったので、

この先にある

インフォメーション

地図をもらい、

サン・マルタン教会

(Collégiale St-Martin)

中に入る。

de CORM
AR l'Alsace magique

コルマール市内見物はこれでおしまい。

あとはMonoprixで買い物。生ハムとチーズ2種、ビール、菓子も42種類。これで帰ることにする。


1時半に駅へ。

14:03のトラン(普通列車)Train(90)までまだ30分ある。駅舎内のベンチに坐る。

発着列車の掲示パネルのTrain(90)の表示が Strasbourg-Brussel となっている。このような駅名は知らない。

窓口で聞いてみた。「ストラスブール駅へは行くのか? あそこに Strasbourg Brussel と見えるのだが?」

すると、短く「2番目」とだけ答える。ピンとこなかったが、間を置いて、二つ目の停車駅の意味と理解した。

それから、何気なく駅のインフォメーションに入ってみた。と、電光掲示に停車駅名が流れていた。

要するに、ストラスブールは停車するが、終点が(普通列車なのに)ベルギーのブリュッセルということのようだ。


来るときの車内で、持参の発車時刻の抜粋にTRAINの文字が見えたので、

通路を挟んでひとつ前の左手に坐っていた、きちんとした身なりの男(中年)に、TERとの違いを聞いた。

と「ストラスブールとコルマールを往復しているローカル列車だ」

などとしたり顔で言っていたが、違ってた、ということだ。


さて、このコルマール駅での話。

怪しげな中年男が、他に席があるのに、すぐ左脇に坐る。手に上着を持っている。

家内にも言われ、用心して、席を立ち、そこから離れる。

番線表示がAと出た(123というのとA, B, C という表示の駅とがある)。ホームへ出て待つ。

さきほどの男はまだウロついている。

見ると、他に若い男と白いドレスの若い女がいる。仲間と見える。

乗車するときに、われわれは乗り口を2度変えた(左へ、それから右の車両へと)。

連れ合いを先にデッキに上がらせ、続いてこちらが踏み段に足をかけて上がりかけた途端、

とつぜん後ろから(半ズボンの)左のポケット(小銭入れを入れている)に手を突っ込みかけた。

瞬間的に「おいおい!」(「ボンデュ-」ではなく)と大きめの声を出して、その手を払った。

デッキに上がり、横を見ると、例の中年の男が何くわぬ顔をして立っている。

その右手にかの若い男、そして白いドレスの女もいた。手出しはしない。ほかにも乗客がいる。

こちらは車内へのドアを開け、できるだけ奥の方まで歩いて、腰をおろした。

見ると、連中はまだデッキにいるようだったが、発車後は、もう見えなかった。

さっと降りたのだろう。



フロマージュ2種類。

片方の名前はわからないがシェーブルで、

スイカズラの葉をまぶしてある。


もうひとつの方はピコドン(やはり山羊乳)かと思う。

ともかく、どちらも上等な品で、味がとてもよい。

菓子もよかった。


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