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19-1.<< 8/20(土)アッシージの大城塞(Assisi) >>
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連日35℃から36℃。日向は焼けるほど暑いが、日陰は涼しい。
昨夜はぐっすり眠れた。朝7時に食堂へ。
オジさん「5分待ってくれ」簡素なものだがまずまず、コーヒィもうまい。
8時前にペルージャ駅へ。
列車の表示版とモニターに5〜7時台発のものしか出ていない。
窓口は込んでいて聞けそうにない。
変更がなければ2番線なので、とりあえず行ってみることにする。
2番線のホームへの階段を見上げていると、掃除のオバさん「どこへ行くのか?」
「アッシジへ」―「ここを上がれ」―「列車が遅れているのだろうか?」―「私は知らない」
ホームで待つと、ほぼ時刻通りに列車が来る。
アッシージ(と発音をしていた)駅に着いたが、どこでどのバスに乗るのかがわからない。
駅構内のバールのおやじに「旧市街へゆくバスにはどこで乗るのか?」
駅のまえの左手を指し「向こうだ、あと2分で出る」
「切符はどこで買うのか?」「ここでだ」それを早く言え(とはひとりごと)。
バスは満員、何とか座る。
ジイさんとバアさん方のグループのひとりと相席、降りるバス停(広場)のことを話しかける
「私たちはウニタ・ディターリア(旧市街の左手前にある広場)で降りるつもり etc. 」
グループ(6、7人)のリーダーらしきひとが運転手のところに聞きにゆく。
バスは広場らしきところに着いた。先ほどのリーダーが「我々もここで降りる」と言う。
いっしょに下車し、グループのみんなと握手をし、別れる。
バス停で(帰りの)バスの時間をメモしておく。
脇に広場名の表示が:P.za Giovanni Paulo II 。広場名が違うので、
近くにいた観光バスの運転手に聞いてみた。すると、
「ここはジョヴァンニ2世広場だ、ウニタ・ディターリアは向こうの別な場所だ」。
降りる場所をまちがえたのだろうか? 広場脇の歩道に警官がふたりいた。
この広場名のことを聞くと、
年輩の方が「旧名がウニタ、今はパウロ・セコンド」と教えてくれた。まぎらわしい。
まず左の方向へ向かい、サン・フランチェスコ大聖堂、
ついで、さらに北の方向への坂を上がり、城門手前のところから、右そして左へと曲がり、
(小路のような)サンタ・クローチェ通りに入る。
途中にアーチ、建物(小さな教会)が道に跨がって建っている。
プレートにドイツ語で「ドイツの修道女館」(の意)と表示してある。
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citata dalla: Pianta della Città / Comune di Assisi, Servizio Turistico Associato
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この通りの先のどこかに左手の丘の上の要塞へと通じる道があるはず、
と思いながらしばしゆくと、ちょうど、大型犬を曵いたオバさんが
自宅の石段を上がったところだった。
声をかけてロッカ・マッジョーレ(大城塞)へ行く道を聞くと、
指差して「この通りをもう少しゆくと入り口が左にある」
それから、オバさんは、きょうの散歩は終わったところのようだったが、
(われわれのために)思い直し(てくれて)、ふたたび犬を引き連れて、
ときどき振り返りながら先行する。しばし行くと
「ここがロッカへの入り口、この通り(クローチェ通り)はずつと行くとコムーネ広場だ」
とわれわれに教えてから、細い山道に入った。入り口には特に標識もない。
これでは、自分たちだけで見分けるのはむずかしい。
20分ほど登ったろうか、広い砂利道に出た。すぐ左手に大きな砦が見える。
「なかに入ることはできるのでしょうか?」
オバさんは「10時開門だから、もう入ることができると思う」と言って、去る。
堅牢な塔が三つそびえている、要塞の全体の規模が大きい、まさしくロッカ・マッジョーレだ。
塔の上からの眺めは抜群、三つの登り下りはかなり大ごと。
最初にここに登ることにしたのは正解だった。ほかを見て回ってからではとても無理。
丘を降りて、コムーネ広場、カッテドラーレ、サンタ・キアーラ聖堂とめぐる。
このあたりは人出が多い。
サンタ・マリーア・マッジョーレ(教会)から西の城門(ピエートロ門)まで
ほぼ一直線の長い下り坂(約500m)になっている。
次のバス (11:52) まであと10分。速歩でタッタッタと降りる。
門を抜けるとバス停のあるパウロ2世広場、余裕をもって着いた。
11時48分に駅行きのバスが来たので、それに乗る。
このバスの運チャンは言葉の出し惜しみをする。乗るときも「駅行きだね」と念を押すと、
面倒臭そうにフロントガラスの上を指すだけ、駅前に停まっても、うんともすんともない。
かわりに、親切な若夫婦が教えてくれた。
ともかく、駅まで5分余り、12時ちょうど発のペルージャ方面行きの列車に間に合った。
コープで昨日のようなそうざいを購入して、ホテルへ。
キァンティ・クラッシコは上等。
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