'11年・北イタリア散策 >>
17-1.<< 8/18(木)ボローニャからアレッツォ(Arezzo) >>
きょうは34度くらい。朝の食事。係のシニョリーナはぶあいそ。

呼びかけると「アリーヴォ(いま行くから待て、ぐらいの意か)」

しばしののち「プレーゴ?(何にするか、の意か)」―「カップチーノをふたつ」。

だまって去る。持ってきたときも「グラーツィエ」と言ったが、無言。

部屋のエアコンがまた切ってある。フロントに言う。
〜〜〜〜
インタシティ(ナーポリ行き)は7番線。

進行方向と2号車の位置を駅員に聞く。西の端とのこと。

ICは5分遅れで入って来る。その直前、3番線に変更になる。


アレッツォの駅前のB&B、すぐ近くのはずなのだが、まるでわからない。

地元のオジさんに聞く。こちらの手許のコピィの番地を見て、

それから(左の)角からカウントするような仕草をして、場所を教えてくれる。

まことに目立たない入り口で、フロントは6階、そこで4連のカギ束を渡される:

部屋のカギ、食堂のカギ、6階の入り口のカギ、下の玄関(入り口)のカギ、とのこと。

「外出のときもその鍵を持っていってくれ」―「どこにどの鍵を使うのか、もう忘れた」

「差し込んで(合うかどうか)試してみればよい」

朝食は8時ということだが、早出をするからと、7時半でOKにしてもらう。


町へ出かける。隣にスーパーがある、これが帰りの目印。

グイード・モーナコ (Guido Monaco) 広場を抜け、

サン・フランチェスコ広場を斜めに横切って、ドゥオーモの方向へ。

途中、 の表示があり も付いていたので、その方向へゆく。が、しばし捜しあぐねる。

Mappa di: «AREZZO da ascoltare» / www.arezzoturismo.it
やっとドゥオーモ前の広場の一角に見つけた。地図をもらい、ついでに酒屋のことを聞く。

「すぐ近くのみやげもの屋に行けばよいワインがある」

「さきほど立ち寄ってきたが、あまり良くない」

すると「Bacco in Toscana という専門店がある。少し遠い」

インフォルマツィオーニの外へ出て「その先の角を左(ほぼ西の方角)へ。

あとはずっとただまっすぐに行くと城門 (Porta S.Lorentino) がある。

そのさき通りふたつ目ぐらいのところだ」

行ってみることにする。

けっこうな坂の石畳みの道で幅はせまい。その狭い道を車がガタガタと飛ばす。

門を抜け、1本目の角を過ぎたあたりでオバさんに尋ねると

「バッコ・イン・トスカーナはここにはない。町なかだ」と断言する。

いやはや、インフォがウソを教えるわけがない。

だいいち店に電話までしてくれて13時まで開いていることを確認してくれた。

まだ10分ある。

向かいの花屋の店先にオジさんが見えた。すぐ引っ込んだが、店の中をのぞいて声をかけ、

聞いてみた。と、即座に「次の信号の先を数メートル、右側にある」

辿り着いた。入ると、おネエさんが出てきた。

「アレッツォ界隈のワインを購入したい、よいものを」

「ここのものでは余り良いものはない」

シエーナとポッジボンシの chianti classico を薦める。

それでポッジボンシのものを1本 (18€) もらう。

ドゥオーモのところまで同じ道を(こんどは上り坂)引き返す。

あとはグランデ広場に出てから、別な通りをブラブラしつつ、宿へ戻る。
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隣りのスーパーでビール、果物その他、

店内のそうざい屋で、

トマトにリーゾを詰めたものと牛肉をタテ割にしたズッキーニに載っけたものを買う。

どちらも、おいしかった。

夜半、家内が「蚊がいる、喰われた」と言う。

見わたすと部屋に電話がない。フロントに出向くがスタッフがいない。呼び鈴もなし。

どうしようもない。連れはシーツをかぶった。
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