'11年・北イタリア散策 >>
16-1.<< 8/17(火)ボローニャ ←→ モーデナ(Modena) >>
やたらと暑くなってきた。36℃もある。

ここの朝食のメニューも申し分なく豊富。客も多い。これで 60€ とは驚きだ。

部屋に戻って、エアコンのスイッチを入れても点かない。

故障かと思い、フロントへ「エアコンが動かない」と言うと、

おもむろに電源板のところへ行き、スイッチを入れた。

テレビの朝のニュースによれば、シエーナの競馬はやはりきのう行なわれた由。

ニュースでは、競馬の様子や結果ではなく、だれか有名らしき女の人を主に放送している。

9:26 R.でモーデナへ。24、5分で着く。

駅から斜めに東南へ、少し行って右折し(南西へ)、エマヌエーレ2世大通りを直進、

パラッツォ・ドゥカーレに突き当たる。ただただ大きいだけの建物。

この宮殿(という感じはしないが)を右側から迂回し、ローマ広場に出る。どことなく殺風景。

ファリーニ通りを抜けて、市庁舎前のグランデ広場に出る。

地元の老人が大勢、それぞれ3、4人ずつたむろして談笑している。ここだけは活気がある。

途中は閑散、ciuso per ferie(夏季休業)の表示が目立つ。8年前のボローニャと同じ。

広場前には市庁舎と並んでドゥオーモがあるが、併設の塔(ギルランディーナ塔)は修復中。

塔全体をキャンバスの防護ネットで筒状(四角)に覆い、

そのキャンバスにはカラフルでモダンなデザインが施してある。

かのたむろしている老人たちに近づいて、声をかけ、塔のことを聞いた。

「あと2年はかかる」―「本当か?」

「いや出来上がらないかも知れない」と笑って言う。

もうひと組みの

グループにも聞いたが、

「いつ出来上がるかは

わからない、

作業は若者が

5人でやっている、

今日は休みだ」だった。

修復中というのを

売り物にしている

のかもしれない。

サグラダ・ファミリアを

真似たか?

帰ることにする。

questa mappa di «Modena»:
dal'Ufficio Informazioni·Accoglienza turistica
ドゥカーレ宮殿を迂回して、カヴール通りに出る。

まだ時間があるので、エマヌエーレ通りの方には曲がらず、

そのまま(南東へ)カヴール通りをゆく。左手が公園になっている。

突き当たりまでゆき、公園(市立公園:ジャルディーニ・プッブリチ)に入ってみる。

なかは整備してあり、清潔。

地元の人たち、老人、子供連れ、犬の散歩など、いこいの場所の風。めずらしく (?) 荒れていない。

池の前、木陰のベンチでひと休み。そよ風が心地よい。

さきほどチビ犬を連れたオバアさんに駅への道を聞いた。

そのオバアさんが休んでいるところに通りかかった。

あいさつをすると「きょうは暑くて湿度が高い」と言う。

でも、ここに坐っていると気持ちがよい。ブヨや蚊もいない。

はす向いのベンチではジイさんが読書に専念している。

駅への方向を別なひとにも確かめ、公園の外の通りに出る。あとは斜めに近道をして駅へ。

12:34 発のボローニャ行きは3番線、ゆくと前の列車が遅れているとのアナウンス。

Ancona 行きで、時刻表をみると、ボローニャを通る。

来たら乗ることにしようと思う間もなく入って来た。

ガラ空き。20分でボローニャ着。
〜〜〜〜
きょうもコープへ。ラザーニャとタリアテレ、余してもよいと思い両方を購入する。

レジでおおまかに出しておつりをもらおうとしたら、小銭を(出してくれと)要求された。

めずらしい。

ホテルで、エアコンのスイッチがまた入らない。フロントへ行き、入れてもらう。

こまめに個別の(部屋毎の?)電源スイッチを切ったり入れたりしているようだ。節電ということか。


サン・マリーノの赤の栓を抜く。白もよかったが、この赤はまさしく上等なワイン、味がじつに上品。

2本で 25€ (換算して ¥2,750)とはとても思えない。

ラザーニャとタリアテレがとてもおいしい。余すどころか、きれいに平らげた。

ワイン、次はアレッツォでトスカーナのものを手に入れる予定。
< 前のページ