'11年・北イタリア散策 >>
04-1.<< 8/5(金)サン・ジミニャーノの塔(San Gimignano) >>
ここ2、3日、天気は晴れ、気温は30度ぐらいで凌ぎやすい。

夜中、近くと思えるが、時を告げる教会の鐘の音が聞こえた。

1時間ごとに鳴らすのだから、感心なものだ。

朝食は7時から。簡素だが、カップチーノがうまい。パンもよい。

食事後、バスの切符売り場へ行く。窓口には、昨日と同じおネエチャンがいた。

サン・ジミニャーノまでの往復切符を買いがてら、鉄道の切符をどこで手に入れるのかを

聞いた(ポッジボンシの駅は無人、自動券売機もない)。

近くに「チェントロ・セルヴィーチ何とか」というオフィスがあり、

そこで買えるとのことだった。


8時45分のサン・ジミニャーノ行きのバスに乗る。

終点(旧市街の南の城壁のすぐ外の広場)までは30分。

城門を入り、サン・ジョヴァンニ通りを北へ向かう。

まだ人通りも少なく、涼しいし、気持ちのよい朝の散歩というところ。
ちらほらと塔がいくつか見えてくる。

その姿かっこうがなかなかよい。

ひとまわりしても、まだ9時半。

すぐに Torre Grossa に登る

(建てられたのは1311年、

高さは54メートル)。

ここの石段は登りがいがある。

てっぺんからの見晴らしは

申し分なし。

ついで北へむかい、

サンタゴスティーノ教会を

眺めてから、脇へ逸れて、

城壁沿いの道を散策し、

木陰の静かなベンチでひと休み。

questa pianta al di sopra
dall'Associazione PRO LOCO San Gimignano
Ufficio Informazioni Turistiche
帰りに、ワインの店(みやげもの屋ではなく)を捜し、まともな店とおぼしきところで、

「地元の白ワイン、良いものが欲しい」と言うと、2、3本を並べた。

その中の2本を選んで「違いは何か」と聞くと、女主人は、その内の1本を

「これは自分のところのものだ」(その店は蔵元だった)

脇の方に置いてあった樽を示し

「これからじかに入れたものだ、一本ずつの番号も付いている」

その番号付きのものを1本もらう。値段は15ユーロと安い。

1245分のバスでポッジボンシへ帰る。

帰りのバスのコースは、行きと違い、見晴しのよい、くねくねと下る狭い旧道。景色はよい。
〜〜〜〜
宿で「ここにもスーペルメルカートはあるか」と聞くと、

主人は表に出て、目の前の広場の西の道を指し、

「あの道を50m、右側にコープがある」。

行ってみると午後3時半まではシエスタ。

けさ教えられた旅行代理店の場所も分かったが、やはり3時半まで休み。

いちど宿に戻って待機し、時間になってから、まず旅行代理店「チェントロ何とか」へ行く。

ピーサ・チェントラーレ(ピサ中央駅)までのキップを買い求める。

手数料を少し取られた。代理店ゆえ当たり前か。

Eurostar Intercity の指定券を購入するとき、

駅の窓口に並ぶより、閑散とした代理店でまとめて購入するのも一法だ。

コープで缶ビールと果物類を買う。

このとき(午後3時半すぎ)歩き回って、シエスタの後は、みんなが

「ブオナ・セーラ(こんばんわ)」と言うことを、初めて知った。

サン・ジミニャーノのワインは本物。とてもうまい。極上だ。
< 前のページ