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08-1.<< 8/9(月)タクシーでカルタニセッタ >>
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朝食は7時から。
ハムとサラミとチーズが、今回の旅ではじめて、まともなものであった。
コーヒィだけ並み。アランチャータも並み。
食後、カステッロ(城)まで往復する。
まだ7時半すぎ、外気が肌寒いほどだが、気持ちよい涼やかさ。
とん先の古代の城塞(岩)には、登りの石段の途中に鉄パイプの柵を設け、
立ち入り禁止の表示がしてある。
しかし若い男女がその柵の脇を、パイプに掴まり身体を支えながら、
通り抜け、降りて来た。
「禁止ではないのか?」―「アハハ」と笑って通り過ぎた。
それでこちらも真似て、鉄パイプに掴まりながら、
柵の脇を慎重に(下手をすると崖下に落ちる)迂回し、
崩れかけた石段をあがって、上に出た。
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見晴しがよい。
長居はせずに、
引き返し、
ふたたび
用心しいしい、
下へ降りた。
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dalla "ENNA pianta della città"; AZIENDA AUTONOMA SOGGIORNO TURISMO
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朝のウォーキングをしている中年と若者の二人連れが見えてきた。
しきりに話し込んでいる風だが、
カステッロへの入り口がどこかを聞こうと思って、声をかけた。
応答がない。もう一度少し大きな声で呼び掛けた。
それでも、まるで知らんぷり。
聞こえないわけはないと思ったが、深追いはやめにした。
こういう輩もいるものだ。
城の塔への入り口は見つかった。
登ってみたら、とても見晴しがよい。
ホテルに戻り、部屋で出発の準備に取りかかる。とノックの音。
かの老フロントが「すまないが、タクシーの出発が少し遅れる。
10時半ごろになるがよろしいか」
その10分後にまたノックがあり、
「すみません。10時出発でよいことになりました」
9時45分に荷物を持って下に降りる。
カウンタには先客がいたので待っていると、
かのジイさん「タクシーが来た」と言って、
こちらの荷物を持ち、家内と共に、タクシーへ。
フロント(息子)に
「すまないが、タッシが到着したのでの部屋代を払いたいのだが」と言うと、
長話の先客に断って、こちらの勘定を済ませてくれる。
タクシーの運チャンに、「行き先は、鉄道のカルタニセッタ・チェントラーレ。
料金は35だね」と念を押して、乗り込む。
タクシーは山を下り、自動車道に入る。荒野の1車線の道を、80km/h で走り続ける。
40分ほどで駅に着いた。
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〜〜〜〜
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明日のパレルモ行きの列車のことを駅の窓口で確認をしたのち、
500m ほど、歩いて宿へ向かう。
フロントの兄ちゃんに地図を求めるが、よこしたのは地図のコピー(モノクロ)。
しかもいささか小さい。
ともかくこれを頼りに、市場を通り抜け、
右に折れて、小路に入り、ずっと歩いて、
ビブリオテーカ(図書館)の上の方に出た。
太めで中年の警官が目に入った。
地図のコピーを示して、「ここは地図ではどの辺に当たるのだろうか。
このコピーは少し見にくいものだが」
すると、カバンから市街地図を取り出して、丁寧に説明してくれる。
礼を言って、立ち去ろうとすると、「ちょっと待て」と言って、
先ほどの市街地図を、丁寧に、元のように畳み「これをやる、使ってくれ」
もういちど礼を言い、握手をして別れる。
まず中央広場(ピアッツァ・ガリバルディ)に出て、
そこから東への通り(コルソ・ヴィットリオ・エマヌエーレ)に入る。
その端にインフォメーションがあるはず。
あったけれども、ドアが開かない。
そばにいた老人に聞く。「少し遅い。もう閉じた」
ホテルに戻る。
この町も小路には、趣きがある。
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dalla "Pianta turistica di caltanissetta";Azienda Provinziale Turismo di Caltanissetta
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中心部をざっと歩いただけだが、もう十分。
明日は13時の列車に、と思っていたが、計画変更。
ホテルの朝食(7.30)は取らずに、8時のに乗ることにする。
このホテルの部屋は、印象としては「穴ぐら」。
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