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07-1.<< 8/9(日)バスクに入る(パンプローナからサン・セバスティアン) >>
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ホテルから駅までは、徒歩で40分。肌寒い。通りでの表示は17度だった。
おととい、駅からの途上、休んだ公園のところまで来ると、
地元のオバサンが、親切に声を掛けてくれる。
「どこへ行くのか。駅へか。バスに乗った方がよい。乗り場は向うだ」
というようなことを(単語からの判断だが)言っているようだ。
そしてしきりに、乗り場を指差して教えてくれる。
礼を言って、「しかし、歩いて行きたい(ア・ピエーディ)」と言ったのだが、わかってくれた。
あとで辞書を見たら、フランス語風に「ア・ピエ」だった。
パンプローナ発11時17分。空はどんよりとしている。
列車は山あいを走ってゆく。車内には若者が多い。
前回スペインを訪れたときには、赤茶けた景色ばかりが目についた。
今回は、北部に入ったら様子が違った。
あたりに、樹木が青々と繁っている。トンネルが多い。
駅舎内に観光のインフォメーションがあり、町の地図をもらう。
係の兄ちゃん、日本に滞在したことがあるとかで、日本語がわかる。
ちょっと意外だったが、ここは国際的な保養地のゆえ、
言語に通じたスタッフがいるということか。
ホテルへのコースはわりと単純で、駅舎のすぐ前がウルメア川、そこに架かる橋を渡り、
サン・マルティーン通りに入り、西南へ向えばよい。通り名が表示してあり、見当が付けやすい。
もう近いはずと思い、いちどだけ、道端でお喋りをしていた奥さん二人に、邪魔を詫びて、尋ねた。
すぐ前だった。
E.メールにあった通り、見晴しのよい海側の部屋をあてがってくれていた。
部屋の造りは簡素だが、わりと広めで、まずまずよろしい。
テラスが付いていて、眼下に広々と海辺の景色が広がる。
値段はやや高めの宿だが、場所代、見晴らし代というところ。
〜〜〜〜
まず明日乗る予定のバスク鉄道の駅の下検分。
San Martín を東に、途中から、Easuo (通り) を南下。すぐに見つかる。
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窓口の若い駅員に
ビルバオ行きの列車の時間を聞く。
毎時47分発とのこと。
メモをくれ、運行表をも貰うが、
この運行表がまた難物で、
駅名表示(バスク語だろう)が
皆目わからない。
町を散策してみようと、北へ向かう。
歩いてしばらくは
何の変哲もない感じだったが、
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from: San Sebastián, Plan touritique;
San Sebastián turismo, Augusto 2008
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旧市街に入ったら、俄然、通りの様子が変り、おもむきが出てきた。
教会の裏手から山へ登ってみる。ほぼ反対側の海岸の上(北側)に出た。
そこからぐるりと大回りをして南に出て、もとの市街地へ下りてから、
こんどは浜沿いの通りをホテルへと向かう。
雲が切れて、やっと明るくなってきた。
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部屋に戻って、いつものように飲み食いをすると、時間は5時半。
一眠りしてから、ベランダの窓を開け、夜景を撮る。
もうひと眠りすると、夜の11時頃だろうか、とつぜん大きな音がしてきた。
花火の打ち上げだった。
しばしのあいだ見物をする。眼下の通りは人通りが絶えない。
テラス席も、夕食を楽しむ人で賑わっている。
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