'09年・スペインに憑かれて >>
06-1.<< 8/8(土)パンプローナ、サント・ドミンゴの祝宴 >>
このホテルの朝食は8時から。

われわれのペースにしては、とても遅い時間だ。

日本での日常生活では、いつも5時半には食べている。

レストランの窓から外を見ると、年輩の人は、長袖をはおっていた。

こちとらも同じように重ね着をして、外に出た。

正解だった。外気が冷たい。電光掲示では15℃。

南へ下り、フエロス広場から右に逸れて、城塞公園を迂回するように回り、

南西の端あたりからサンティアゴへの巡礼のコースを逆に歩いてみる。

きのう貰った地図にそのコースが載っている。

公園は結構な広さだ。かすかにハイドパークを思わせる。

タコネラパークを掠めて町へ入る。マイヨール通り、そして市庁舎の前を通り、

カルメン(小路)に入る。

そこで巡礼者の道から逸れ、サン・ペードゥロ橋を西へ渡ってルーナ公園へ。

そこでしばし休憩。のち、更に西へと歩いて、エレベータ前の橋を(町の方へ)渡り返して、

(牛追いの出発点からゴールまで歩いてみるつもりで)サント・ドミンゴ(坂)に入った途端、

急に楽隊の音楽が聞こえた。

お祭りの行列がやってくる。

やり過ごして、先へゆくと、頭上高く、大きな人形が並んで立っている、

と思ったら、それらが動き出した。
中に人が入っている。

それで、物見高く、

回れ右をして、

一団のあとを追い掛けた。

楽隊は、先にナバラ美術館の前の広場に

着いていて、そこで演奏をしている。

他に、蓑のようなもの(毛皮か?)を羽織り、

毛ばたきを持ち、

白い革の編み上げを履いて、

from: Pamplona, plano de la ciudad; turismo.navarra
跳ねて来る一団、ロケット花火の点火を見物人にやらせている面々、

紐の先に毛玉を付け、それを振り回して、あたり中の頭を叩きまわっている道化役、

などがいる。

なかなか面白いので、しばしのあいだ見物をした。

さてそろそろ帰ろうかと、坂道を下り始めると、

道端に据えた大鍋で、チョリソーをぐつぐつ煮ている。

そして、そのできたてを見物人に配っている。

ワインもコップに注いでくれる。こちらもあやかって頂戴した。

チョリソーとパンを竹串で挿したものと赤ワインだが、どちらもとてもおいしい。

ワインはおかわりを頂戴した。

        〜〜〜〜
ワッペンみたいなものももらった。

この小路の上の横断幕に書いてあるのと、

同じく、「サントドミンゴ何とか」とある。

あとで宿の兄ちゃんに聞いてみた。

JAIAK(ハヤク)=パーティという意味だそうだ。
        〜〜〜〜

ホテルでも、毎日(夕食のときに)ワインとビールを飲んでいる。

イングレスで20ユーロと少しのリオハのレセルバを買った。

ワインはこれで3本目だが、今回の経験では、

20€ を割ると、味はいまいち、越せば、まずおいしく飲める。
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