'08年・ベネルクス回遊 >>
11-1.<< 8/14(木) Benelux の東南端リュクサンブール(ルクセンブルク) >>
9時18分のリュクサンブール行きの InterRegio(急行:IR 113)に乗ろうとホームで待つと、

電光掲示に 9:18+DH06 の表示。

近くの若いカップルに聞いた。6分遅れという意味の由。

ホテルは駅から少し歩くのかと思ったが、ほとんど駅のまん前。すぐに見つかる。

カウンタで「部屋は56号室、朝食は7時から」

そこまでは分かったのだが、その後の話がよくわからない。聞き返した。

「荷物は部屋に置いて構わないが、部屋の掃除がまだ済んでいないので、

入って休むのは後にしてくれ」ということだった。

「掃除が何時に済むのか、いまは分からないが、4時には完全に終わっている」

荷物を置きに部屋に入ると、たしかに室内は前の住人の出た後のままの乱雑さ。
〜〜〜〜
駅前通りを北へ。交差点のところで、身軽な格好の若い男性に、

「近くにスーパーはないか?」

「知らない。外国人だ。ドイツから来た。」
もうひとり、こんどは、

ビニール袋をぶら下げた、まちがいなく

地元民とおぼしき3040代の男性に尋ねた。

信号が青になり、そのひとは、

渡りかけながら、振り向いて、後ろを示し、

「最初の通り、左側にある」

と教えてくれる。

その最初の通りのところで、もういちど、

子連れの若奥さんに聞くと、

笑って、すぐ後ろを示し、「そこですよ」

大きなスーパーだった。これで大丈夫。

宿から近いから、帰りに買い物をすればよい。

空身で散歩ができる。
de: Map "City and surroudings ",
luxembourg city tourist office
町なかをなるべく交通機関を使わず、もっぱら「自分の足で」歩く、のは面白い。

地理も町の住人の様子もよくわかる。

そしてじゅうぶん歩き回ってから、宿に戻り、まずは湯につかり、

それから、時間をかけて大いに飲み食いをする、というのが、(正直なところ)いちばんの楽しみ。

明日は祝日(カンズート、8月15日)なので、今日は食料の買い溜めの必要がある。

リベルテ通り (Avenue de la Libertè)、アドルフ橋 (Pont Adolphe) を渡り、

あとは旧市街の中を、縦よこ斜めに散策。

3つの塔 (Trois Tours) の手前から、北方向の景色がなかなか良い。

新開発地区のEC関係の高層ビルなどが遠くに見え、

その手前の古いレンガ造りの鉄橋を列車が通過する。風情がある。
帰りは、ルーズヴェルト通り (Boulevard F.D. Roosevelt) の高架橋 (Viaduc-Passerelle)

を渡り、かのスーパーで500の缶ビールを8本、地元のワイン(白)を1本を買う。

途中、ブラート・ヴルスト(焼き炒めの腸詰め)を焼いている店が目に入り、2本求める。

するとオバさん、バゲットを割ったものにそれをサッと挟んだ。

慌てて、かつ少し手間取って

「パンなしで、ヴルストだけ欲しい、そしてそれを持ち帰りたい」旨を言う。

オバさんは、(パンをひとつダメにしてしまったのに)ぜんぜん悪い顔をせずに

「メルシィ・ムッシュー、オルヴワール」と、最後まで笑顔で、応対してくれた。

じつに感心なものだ。

このあいだは、こちらが、小銭の勘定に手間取ったとき、

途端に仏頂面になった若い店員がいたが、大違いだ。


ワインは8ユーロ弱と安かったのだが、飲んでみたら、

カビネットのトロッケン(ドライ)の味で、けっこう飲めた。
< 前のページ