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13-1.<< 8/18(土) ウィーンへ戻る >>
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朝の8時半、ザルツブルク駅。
9:10発の IC547はこの駅始発で、もう11番線に入っている。
ずっと前の方へ歩いて、ホームの端の車輛のボックス席に坐る。
牽引の機関車はまだずっと先、先頭の4輛ほどは、ホームの端から外れている。
9時過ぎになったらまわりの席がどんどん埋まり、ほぼ一杯になる。
ほとんどが、大きなザックに、寝袋その他を担ぎ、
なかには調理器具、食器、折り畳みイスまで手にした、若者たちである。
ザルツブルクで、昨日、何か若いひと向けのフェスティヴァルでもあったのだろう。 |
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St.Pölten を過ぎたあたり(ウィーン西駅まであと4、50分)から、
お昼のビールが効いて、眠気に襲われる。
ウトウトしているうちに、西駅の間近になっていた。
ヴェスト・バーンホーフでは乗車券の自動販売機の脇にいた(ミッテにもいたが)
若い ÖBB のオネチャンに72時間切符の購入を手伝ってもらう。
これで3日間(4日目の昼過ぎまで)ウィーン市内の乗り物は自由。
こういうものを使わないと、自在に歩き回りたいときには不便。
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地下鉄 U6 で南に下り、Längenfeldgasse で U4 に乗り換え、
カルルスプラッツで降りたのだが、
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そのひとつふたつ手前から、
銀ピカのビニール袋を肩にして
乗り込んできた○系の若造が、
降りる直前、微笑みかけてきて
(とういうか、にやけて、というべきか)
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こちらのチョッキを指差すような仕草をする。
昨夏、マドリッドで掏られたやり方と、寸分の違いもない。
あれはいい経験になった。
今回は、相手から視線をそらさず、睨みつけた。
と一瞬の間を置いて、諦めたのか、すっと顔をそむけると、離れて行った。 |
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Karlsplatz の南の出口から外に出た。
少し高台になっている通りに上がって、方向づけをしようと思った。
しかし、あたりはカーブを描いた道や斜めの通りが、妙に入り組んでいた。
地図と見比べてみたが、まるで判断の手がかりがない。
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連れに荷物を預け、その場で待っててもらい、
空身になり、すこしあたりを歩いて探索してみた。
すると地図と道の配置との関係が
何となくわかってきた。
すぐに、ホテルが見つかった。
待たせていた場所に戻って、連れを伴い、
ホテルに入る。
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aus: Stadtplan Wien;
Herausgeber: Wiener Tourismusverband
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今回は毎度そうだが、ここも、部屋はまだ片付いていない。
チェックインだけ済ませ、荷物を預け、町に出る。
前回の滞在のとき、王宮あたりは見ているので、今日は、違う道を選んで、北へ向かう。
遠くに、工事中とおぼしき高い、教会の塔が見えてきた。そこを目指すことにする。
噴水のあるノイアーマルクトの北の端から右に折れ、ケルントナー通りに出る。
歩行者でごった返していた。
遠くから見えたのは、そうではないかと想像してたが、やはり「シュテファン教会」だった。
とても大きい教会だ。
その前の広場は、大道芸人たちの絶好のパフォーマンスの場所となっている。
芸達者が入れ替わり立ち替わり出演し、周りを大勢の観客が取り囲んで歓声をあげる。
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これでは、出演者はやりがいがある。
教会の塔へ登ることにする。高い塔があれば、
いつも、登ることにしている。
「すれ違うのがやっと」という狭い螺旋階段が、
延々と続いている。目が回りそうだ。
ようやくのことで、てっぺんに着いた。
いささか変哲もない展望台だが、眺めは抜群。
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aus: Stadtplan Wien; a.a.O
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塔を降りての帰り道、「来た道」をずらして、一本東のガッセに入り、
右や左に、適当に折れながら、南を目指す。
シェリングガッセから、ヴァルフィッシュガッセと下る。
明日は、2度目の日曜日、ゆえ、Supermarkt でたくさん買い込む。
ワインは、上等のをと思って、24ユーロのものを「奮発して選んだ」つもりが、
レジでは €10.9。
さてはネエチャン間違えたな、と思ったが、糠悦びだった。
単にこちらが選び損ねただけ、しかも「赤」を買ったつもりが、じつは「白」だった。
部屋はとても豪華な感じがする。かなり広い部屋が二つ「suite(続き)」になっている。
応接セットのほかに、4人席の食卓が据えてある。
しかも(我々は利用しなかったが)別途に「まともなキッチン」が備えられていて、
一応の料理ができるようになったいる。あれこれの調味料も付いている。こういうのは初めて。
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