'06年・スペイン彷徨
07-1.<< 8/9(水)マラガの城塞 >>
8時40分に外出。

カテドラルをぐるっと回ってから、アルカサバ(Alcazaba、城塞)を眺め、

テアートロ・ノマーノの脇を通り、そして、ピカソの生家を目指すつもりが、

通りすがりの人に聞いたときには、もう遥かに通り過ぎていた。

「ピカソの家よりも、まずはビクトリア礼拝堂を見てゆけ、すばらしいものだ」

としきりに薦める。

途中の並木に、何かの実がたわわになっている。

これについても、やはり通りかかったひとに聞いたら、

「ナランチャ(オレンジ、スペイン語はナランハで、イタリアならアランチャだが)、

ずっとぜんぶナランチャ、しかし食べられない。ショパン (??) だから」と言う。

戻って、ピカソの生家を見、これも場所がよくわからず、聞きまくった。

最後には、目の前にあるのに尋ねて、笑いながら、「そこだ」と言われた。
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メルセ広場 (Plaza de la Mersed) から通りに出て、眺めると、

アルカサバの左下を車道のトンネルが通っていて、

そのまた左手に、歩けそうな小道が続いている。

それを上がってみた。

登り切ると、やはり先はトンネルになっている。

でも、そこから人が歩いて出て来た。

通り抜けられると思い、聞いてみると、

「このトンネルを抜けると視界がパッと広がる」、というようなことを言う。

まさしくその通りだった。

そして、石畳みだが、平らでしっかりしていて、歩きやすい道が

(これも城の一部か?)、上へ上へと続いている。

登るにつれて、港の景色が見えてきた。なかなかの壮観だ。

立派な闘牛場も見える。

20分以上歩いて、

カスティリョ・デ・ヒブラルファロ (Castillo de Gibralfaro) の入口に着く。

中に入って、一巡りした。

壮大な城塞で、見える景色も申し分ない。

マラガはけっこうな大都市と見た。

港の方を眺めていると、左手に浜辺らしきものが見える。

同じ道を降りて、その方向を目指した。

砂浜になっていた。泳いでいる人や日除けの下で休んでいる人が数十人。

連れどもは、貝殻拾いを始めた。

ただし、この日差しのもと、暑くて暑くて、早々に退散する。
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繁華街をぶらつき、

メルカード・セントラールという大きな市場を中をざざっと見て、外に出た。

ほどなく、我々の食料の仕入れ先、supermercado が見つかり、

飲み物、惣菜、果物を買い込んで、ホテルに戻る。

まだ2時過ぎで、部屋の掃除が済んでいない。

係のオバサンがいたので、

「タオルの交換だけしてくれ、部屋の中はこのままでよい」旨、何とかわかってもらう。
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きょうのサラミ (Salchichón) はおいしい。

柔らかくて、半生に近い、それでいて、賞味期限は、常温で、11月10日まで。
しかも安い。

けっこうなサルチチョン一本が€3.05 (約450円)。

缶ビールは、500ccが1本75円。
だんだんに品物の勝手がわかってきた。
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