'06年・スペイン彷徨
06-1.<< 8/8(火)更に南下、マラガの海へ >>
コルドバのホテルは、予約のときに、トリプルルームが1泊 €68、との提示だった。

これでも安いのに、さらに値引きして、€62 にしてくれた。

8時半に駅へ。コルドバの詳しい市街図をもらっておこうと思ったが、

駅のインフォメーションが開くのは9時半からとのこと。

われわれの乗る Talgo200 09:12 発ゆえ、残念ながら貰えない。

発車少し前、「マラガの海へ行こう」という風な若者のグループが、

どやどやと乗り込んできた。

小生の隣の席には、そのうちの一人が、どかっと腰を降ろし、

道中、身体を半身にして、席をガタガタ揺らせながら、

仲間の連中と何かゲームに興じている。まことに騒々しい。

が、ひとは見かけによらない。

こちらが、ときどき車窓から見える畑や景色にシャターを切っていることに気が付くと、

さっと振り向いて、一面のオリーブ畑のこと、

途中に見えた白い建物が斜面に立ち並ぶ町の名前は
ラ・ラムブラ(La Rambla?)とか、

あれはレモンの木だとか、

と説明をしてくれた。
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マラガの駅へ着いたら、駅舎全体が、回りの道も巻き込んで、大改装中で、

どの通路をどちらの方向へ行けばいいのか、さっぱりわからない。

今回のスペイン旅行中、至るところで、

遺跡や寺院、公園や公共の建物、街路などが、工事中だった。

保存や再建、ところによっては改造を、活発に行なっている、と見えた。

何人かの駅員に、何度も聞いてから、やっと歩き出す。

途中でまた聞いて、割と近道の大通り(クアルテレス)を歩いていることを知り、まず一安心。

橋を渡って、一本右側の小路を、(と地図の上では見たが、工事中なので

左から迂回して、その小路に入り、)東に進み、小さな交差を4つ横切って、

すぐ左手に、目的のホテルが簡単に見つかる。

フロントの兄チャンに仏語で話しかけたら、「英語はわかるが、仏語はわからない。」
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昼食後、南の、海側へ出て、駅の方向へぶらつく。

あさってのグラナダ行きは、鉄道の便があまり良くないので、高速バスを利用する予定。

Estación de Autobuses (バスステーション)に行ってみた。

工事中の駅の裏手(北西)で、大きなところだった。

10ほどのバス会社が、それぞれ、複数の窓口を持っている。

グラナダ行きは何会社かを、旅行前に、インターネットで調べておいたので、

目指すバス会社の窓口は、すぐにわかった。

あらかじめ単語を整理して、「あさってのバスの予約をしたい、OKか。」

「OK。」
「それでは、マラガからグラナダまで、9時発、3人。」

窓口のオバサンが、キーをパカパカ叩いて、

すぐさま券を渡してよこした。

あまりにも簡単に切符が取れたので、拍子抜けした。
しかも、ひとり €8.87 と安い。

これで今回のスペイン国内の旅行の手筈はほぼ完了した。

あとは安んじて旅行ができるというもの。
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駅の近くに大きなスーパー。そこで買い出しをする。

日差しは、あいかわらず強烈だが、浜風が心地よい。
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