'06年・スペイン彷徨
05-1.<< 8/7(月)コルドバの迷路探索 >>
きのうは日中の気温が36℃で、たいへんな暑さと思ったが、

きょうはそれどころではない。

午後2時、町の通りの電光掲示は38℃。日なたは、焼けるように暑い。

今回の旅は、朝食付きのところが少ない。6つのホテルのうち3箇所だけ。

そのうちの1箇所の朝食代金は(ひとり€16と)法外なので、やめにする予定。

それで、2箇所だけ。

というわけで、ここのホテルも朝食は出ない。

それゆえ、部屋で食事を取り、

最後の日の旅行までの指定券を、このコルドバで手に入れてしまおうと、

8時ごろ、駅へ向かう。
〜〜〜〜
ホテルから駅まではすぐ、ものの4、5分。

インフォメーションを覗くと、待っている客はまばら。

7、8分待つと、順番になる。

4つの予約を申し出る。

もう要領はすっかり覚えたので、指定をすることに慣れてきた。

が、あいにく、今日は、相手の受け付けの係り員が、年輩の人で、

しかも、この部署の担当は初めての様子である。

キーボードの操作に、まだまだ不馴れで、もたくたしている。

斜め後方の快適な椅子に、この人よりは若い、上役と思しき中年の男が陣取り、

ふんぞり返って、あれこれ指示をしている。

見ていると、ときに左隣りの窓口の係の指導もする。

まだ朝早くで、予約などの申し込みのひとも少ない。

研修の時間帯なのかもしれない。

ともかく、受け付け係が発券に手間取っている間、辛抱づよく待つしかない。

じつに緩慢なペースだったが、それでも4つのうちの3つまでの予約ができた。

残りのひとつは、マドリッド発セゴビア行きのレヒオナールだが、
「その予約はここではできないから、

マドリッドでやってくれ」、との話。

レヒオナールの予約ができないのは

たいしたことではない。
コルドバ駅で予約したAVE (Sevilla 発9時)の指定券(1枚10)
ともかく、これで面倒な予約がほとんど済んだ。
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昨日のように、旧市街の小路を適当に南へ下る。

Mezquita(メスキータ)に入ってみた。

巨大なモスクだが、なかに(キリスト教の)カテドラルが混在している。

互いの教徒の征服、再征服の歴史の反映だのだろう。

広さは、200m×150m ほどもある。
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シナゴーガ(シナゴーグ、ユダヤ教会)を探し求めて、迷路の中を、何度もひとに聞き、

建物の間の細い石畳みの道を、右に左に、数え切れないほど曲がる。
「シナゴーグはどこにありますか?

右、左、まっすぐ、何分、何キロ?」で、

だいたい通じる。

やっと探し当てたが、

あいにく、今日(月曜)は休みで、門が閉じていた。

中へは入れない。

ついで、ゲットーへの入口の門、

プエルタ、デル、アルモドバールに、
フデリーア(judería)は ghetto の意、
Catedral とあるのは Mezquita
aus: Baedekers Reisefüher, Spanien; 1992
やはり土地のひとに聞きながら、辿り着く。

ちょうどよい休み場所が、門の外、左手にあった。

うまいぐあいに、周りに木立もあり、日陰になっている。
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昼食後、また、小路を、適当に、北東へ歩き、

朝に下ってきた元の道に出る。テンディーリャス広場が目印。

家内が皮製品の店で買い物をする。

若い店主が、

「自分たちのファクトリィで製造し、販売をしています。20%値引きします」と言う。

珍しく、流暢に、英語をしゃべる。

さらに北上し、イングレスというデパートに入る。

これは、全国チェーンの、スペインでは最大のデパートのようで、

今回まわった都市のほとんどにあった。

ここのは、5階(6階)がスーペルメルカードになっていて、品揃いが、じつに豊富で、

乾燥ハム、乾燥ソーセージの類いは、小振りなものから、巨大な塊に至るまで、

山ほど、吊り下げ、また並べて、置いてある。
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部屋に戻るも、まだ2時半。

きのう言われたように、エアコンのスィッチはまだ入っていない。

3時10分になって、やっと動き出す。
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