|
02-2.エッフェル塔まで歩く(suite)
|
|
エッフェル塔は、その4本の脚のそれぞれに入口がある。
|
列の長さが比較的短いと思われるところに並ぶと、10分ほどで入れたが、
|
ここは歩き専用の入口で、2階までということだった。
|
3階まで歩いて登りたい、と言うと、断られた。
|
2階から3階へは、エレベータのみだった。歩いて登るわけにはゆかない。
|
それでも、2階でも、じゅうぶんによい眺めであった。
|
〜〜〜〜
|
帰りの電車の乗り場はどこかと、地図を見ると、
|
すぐ近くにエルゥエール(RER)の駅がある(シャンドマルス)。
|
そこから乗るが、乗客はあまりいない。
|
二つ目の駅(アンヴァリット)に着くや、車掌が回って来て、この電車はこの駅止まりだと言う。
|
別な電車に乗り換えるものと思い、地下の構内を、言われた通りの方向へ歩く。
|
だが、どうも少し様子がおかしい。
|
同じ路線の電車を乗り換えるのに(そう思い込んだ)、あらぬ方向へ歩く必要はないはずだ。
|
不審に思い、駅の係員の何人かに、
|
「サンミッシェルに行きたいのだが、どの通路へ向かうべきか」を聞いたが、
|
答えは、いずれも同じで、Sortie(出口)の方を指して、そちらへ行ってくれ、とのこと。
|
しょうがないので、言われた通り路上に出た。
|
もう一度そこにいた係員に聞くと、かなたのバスに乗るように、と言われた。
|
そこには代替バスが待っていた。そういうことだった。
|
〜〜〜〜
|
初めての町をバスで運ばれると、どこを通っているのか、場所が、まるでわからない。
|
放送もないし、運転手からも遠い。
|
エッフェル塔へ向かって歩いたときは、セーヌ沿いの道だった。
|
バスのコースは、それとはぜんぜん違う。
|
どうやら、想像するに、サン・ジェルマン大通り(ブルヴァール・サン・ジェルマン)に入って、
東進しているようだが、どの辺まで進んでいるのかはわからない。
|
ある停留所でかなりの乗客が降りようとしているので、そのうちの一人に、
|
サン・ミッシェルかどうかを確認し、こちらも皆といっしょに、バスを降りる。
|
降りた場所は、ブルヴァール・サン・ジェルマンとブルヴァール・サン・ミッシェルとの
交叉点の近くのようだった。
|
The route maps above & below: from "Paris et environs - RER, train et métro"
Conception et réalisation: SNCF
|
〜〜〜〜
|
塔に向かっていたときから雨がパラついていたが、いまは少し強い降りになってきている。
RERとメトロ兼用の入口が見えた。
階段を降りて、また駅員に、東駅に行くにはどれに乗ればよいかを聞くと、B線に乗れ、と言う。
このB線は北駅は通るが、東駅は通らない。
が、北駅で乗り換えれば、東駅はすぐなので、言われた通りB線に乗った。
B線は地下鉄と違い、駅数が少ないので、速い。
北駅は、乗ってから二つ目の駅で、あっという間に着いた。
このとき、ホームの駅名表示は「パリ北」(Paris Nord)と出ていた。
|
こちらの頭には、北駅は Gard du Nord としかなかったので、
電車が停まっても、まだ北駅ではないと思い込み、
悠長に構えて、座っていた。
娘に、「着いたんじゃないの」と指摘された。
パリ北(部 ) ? はっと思い当たり、慌てて降りた。
あやうくパリの北の郊外へ連れて行かれるところだった。
RERでゾーンオーバーをすると、少し面倒なことになる。 |
|
縦のブルーのラインがRER(B線)
|
|
|
|
|