'02年・イギリス瞥見の巻 |
10.ロイヤル・マイル(エディンバラ)
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ホテルのはす向かいのレストランで朝食(ここのホテルは、そういうことになっていた)。 |
スコッティシュ・ブレックファストを注文する。 |
まあ、並みのレストランの食事の味は、変哲もない。 |
味の方は、並み以下の感。 |
フライドポテト、トマト、掻き卵、マッシュルーム、ベーコン、ソーセィジ。 |
おとといの、チェスターのホテルでの家庭料理風な朝の食事は、ほんとうにうまかった。 |
きのう、食べずに出ざるを得なかったのは、かえすがえすも残念なことだった。 |
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ウェイヴァリィ駅の南、エディンバラ城 (Edinburgh Castle) とホリィルード宮殿 (Palace of Holyroodhouse) の間を東西に走るロイヤル・マイルを往復する。 |
「ドクター・ジェキルとミスター・ハイド」のモデル、ブロディ牧師が住んでいた、という、ブロディズ・クロウス (Brodie's Close) の入り口の写真を撮っておいた。 |
この通りを歩くと、こういうクロウスがそこここにある。 |
たいてい、「横町」よりも狭く、「路地」とでも呼ぶべき細い通路である。 |
オゥルド・タウン全体が、だいたい坂になっているので、その路地裏に、よく石段がある。 |
こぢんまりとしたキャノン・ゲイト教会 (Canongate Kirk) に入る。 |
そこの牧師が、透明のアクリル板に挟まった説明書を貸してくれた。 |
この教会の内部は、空色のペンキで下手な塗り方がされていて、どことなく安っぽい印象を与える。 |
ささーっとひと回りをして、僅かの寄進をしてから、さきほどの牧師に、 |
「案内書には、教会内にアダム・スミスの墓がある、と書いてあるが . . . 」と言うと、 |
「あそこにある」と、教会に向かって、左手の墓地を指差す。 |
ふたつ、みっつの墓碑名を読んでみた、が、それらしきものが、すぐにはわからない。 |
歳のせいか、辛抱ができない。 |
もういちど教会に戻り、牧師に |
「申し訳ないが、どれがかれの墓なのか、よくわからない」と言ったら、 |
みずから先に立ち、大股で芝生を横切り、左手の奥の柵で囲まれている墓の前まで、案内してくれた。 |
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朝から歩いて、歩き疲れたので、早めに宿に引き上げる。 |
今日は休養の日だ。 |
スーパーにポーク・パイがあった。 |
脇にいて、同じようにパイを眺めていた中年の男性に、これらのパイは調理する必要があるのかどうかを聞いた。 |
「このまま食べられる」というので、ひとつを買ってみる。 |
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