'02年・イギリス瞥見の巻
4.小雨模様のケィンブリッジ
 けさは、試しに beans を頼んでみた。
 白インゲンの茹でたものといった食感で、味はわりとあっさりしている。
 食べやすいが、いかんせん今日のは量が多かった。
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 どこのゴミ箱、屑入れにも「リッター」と書いてある。
 小生の litter のイメージは "litters of twelve" のたぐいだった。
 公共のトイレに、(チップを受取る)係りのオバサンをついぞ見かけない。
 20ペンスを入れ、バーを押して入る自動のものは、大きい駅に、ときどきあった。
 町なかにも、円筒形 (tower 型)の自動トイレが、たまにある。
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 今日はケィンブリッジへ行く予定で、セントラル・ラインに乗り、ホルボンでピカディリィ・ラインに乗り換えた。。
 次はキングス・クロスというところで、さて、次は鉄道に、と思って、はたと気がついた
 レイルパスを宿に置いたままだった。
 せっかくパスを持っているのに、ケンブリッジまでの往復切符を三人分、大枚をはたいて購入するのも業腹だ。
 ホテルまで戻り、取って来る。
 往復で1時間かかった。
 ロンドンの地下鉄の乗り換えの練習にはなった。
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 ケンブリッジまで、ノンストップの特急で約50分。
 10時15分発の電車に乗ろうと、駅の電光表示板を見る。

 発車10分前なのに、発車する番線の表示がまだ出ない。

 程なく「8」と出た。
 電車がホームに入っていたので、適当な車輛に乗り込むも、
席がやけに空いている。

 家族連れらしきオジサンに、
この列車がケンブリッジ行きかどうかを聞くと、

そうだ、と言う。 少し離れた席に腰を下ろす。

 と、まもなく、車掌が

「ケンブリッジ行きはフロント」
 と叫びながら、通路をバタバタと歩いて来た。

 どうりで乗客がさっぱりいないわけだ。

The city map above:
from "Baedekers Reiseführer,
Großbritannien." 1988, p.75

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 スーパーのレジのオネエチャンが、我々の後に並ぶ誰かれに、「チューズ・クロージン」とか言っている。
 言われたひとは、並ぶのをやめ、他のレジへ移る。
 支払いをする段になってやっと、「チューズ」ではなく「キューズ」と言ったのであって、
"Excuze! Closing." のことだと、気がついた。
 おととい買った£6.9 のフランスワインはどうにもまずくて、瓶の中身がさっぱり減らない。
 それで、それは捨てて、£9.9 のものを買ってみた。
 これも、まずまずだが、さほどではない。
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ふたりの少女 (H.W. and J.C, both 10) の失踪事件が、連日、テレビや新聞で報じられている。
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